全力で生きた証

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から108日目)

主治医やカウンセラーから言われていることがある。

サトウサン、もっと自分を大事にして下さい。
頑張り過ぎです。
自分の思う活動量の半分で過ごしましょう。

「ゆっくりダラダラして過ごす」
これを実践し始めて1ヵ月以上が経過した。
そのおかげで自分のペースを保つことの大切さを体感した。
空が広いこと、風でなびく葉っぱの音が気持ちいいことに気付けた。
今まで無理してたんだなと実感した。
でも、今別のことを感じ始めている。

今感じ始めたこと「後悔はない」

仕事仲間とLINEしてた時に、自分の言葉に自信が持てなかった。
いや、自分の言葉が軽く感じた。
なんでだろう?

他の人と話した時も、今までの自分と違いを感じた。
休職して勘が鈍っているんだと思ってた。
でも考えてみると、自分の言葉に自信が持てなくなっていることを感じた。

昔との違いはなんだろう?
それは覚悟と自信だった。
あの時は毎日毎秒、全力で生きていた。
一瞬一瞬を全身全霊をかけて戦っていた。
だから、どんな時でも、
心血を注いだんだ。ベストを尽くしたんだ。これ以上は何もない。未練はない。
と出し尽くしていたからだ。
だから自己評価の低い僕でも、ある種の自信があったんだ。

当時を振り返ると、会社には恨みはある。
「どうしてくれるんだ」という気持ちはある。
でも、自分の行動に後悔はない。
やれることは全てやり切った。
あの時にまた戻っても、同じことをするだろう。
「一秒一瞬でも無駄なく尽力する」
この気持ちに後悔はない。

これから先の課題「緩急」

全力で生きてきたから自分に自信が持てる。
今回、「ゆっくりダラダラ」過ごしたから分かったことだ。
だからこそ、僕が僕であるために、これからも全力で生きていきたいと思う。

でも、ずっと全力・死力を尽くし過ぎると、また限界で倒れてしまうだろう。
僕が重視したいことは「安定した生活」・「隣人を大切にする」・「縁を大事にする」だ。
だからこそ、隣人を大切にするために、自分も大切にしなきゃいけないと思う。

全力を尽くすこと
自分を大切にすること
これをどうやって両立しよう。
今の僕には相反する事に思える。
この答えを探すことが、これからの僕の道のりになるのだろう。

思えば今までは全力投球で肩を壊したようなものだ。
これからは全力投球と、チェンジアップのような抜いた球を覚えていきたいと思う。

ココロに刺さった名曲

そんなことを思いながら、散歩中に聞いた歌に涙しそうになった。
ぜひ紹介したい。
高橋優さんの「陽はまた昇る」という曲だ!

この曲は映画「桐島、部活やめるってよ」の主題歌である。
冒頭の歌詞から胸に刺さる。

自分だけが置いてけぼりを喰らっているような気がする
誰かがこっちを指差して笑っているような気がする
同じような孤独を君も感じてる?
愛も平和もなにもかも他人事のように聞こえる淋しさを

高橋優「陽はまた昇る」歌詞抜粋

このように心の中で絶望や空虚、無力を感じている人を汲み取ってくれる。
まずは一緒に挫折してくれるのだ。
でもそのあと、彼は立ち上がる。

移ろい行く人の世を さんざめく時代を
憂いて受け入れて 次はどこへ行く
愛しき人よ どうか君に幸あれ
たとえ明日を見失っても 明けぬ夜はないさ

高橋優「陽はまた昇る」歌詞抜粋

スーパーマンが華麗に立ち上がるのではない。
平凡な自分が惨めでも藻掻きながら前に進む姿を先に投影してくれる。
ただカッコよく「頑張れ」というのではない。
エリートのための曲ではないと僕は思う。
何度も転んで挫けて、口の中まで泥だらけでも、
歯を食いしばり這いつくばる苦労人のための魂の叫びだと僕は感じている。


アルバムリンクを下記するので、ぜひ一度聞いてみて下さい。
同収録曲の「少年であれ」・「太陽と花」・「旅人」・「明日はきっといい日になる」もオススメだ!

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