20XX年〇月△日(休職から364日目)
気分:1
楽しさ:1
重要:7
人間、誰だって調子が良い時もあれば悪い時もある。
絶好調もあるし、絶不調もある。
今日はまさしく、絶不調な一日だった。
内心では、僕は何もやっていないのに、
相手から傷付く台詞や行動をされて、メンタルダウン。
限界に近かった。
でも、メンタル絶不調のときこそチャンス!
なぜなら、セルフケアを実践して学べるからだ。
感情の起伏を出来る限り小さくして、常日頃穏やかに過ごせるのが理想。
だから、メンタル絶不調の時に、感情に押し流されず、
感情を調整して平常に出来る限り近付けるのが大切なんだと思う。
しかし、好き好んでメンタル絶不調になりたくない。
だから希望していないのにメンタル絶不調になったいまこそ、
感情の調整を試行錯誤いろいろ試し、学ぶチャンスなんだと思う。
まさかのひと言

ここ数日連続で第三者からショックなことを言われ、落ち込んでいる。
朝目覚めても気分は晴れない。
それでも何とか自分なりにケアを試みた。
周りに気を遣う余裕がなくて、自分の理想像とかけ離れて自己嫌悪に陥っても、
「まあ誰かが何とかしてくれる。自分は今の自分にできることだけ出来ればOK」
と自分を許すことを心掛ける。
「ちゃんとしなきゃ」てはなく、
「できるところだけ、できるところからやろう」と考えるようにする。
浅めに座り、身を引いて、話を聞くことだけに集中する。
そうやって何とか試行錯誤していたが、作業中に職員から声を掛けられた。
急にこんなことを言われた。
みんな集中しているね。
余裕がなさそうに見えるね。
サトウサン、これでいいの?
顔が強張った。
リワークプログラムでサトウサンが一番先輩でしょ?
サトウサンの振る舞いが、今後のリワークプログラムの伝統を作っていくんだよ。
みんなを引っ張っていかなくていいの?
みんなをケアしなくていいの?
自分がプレッシャーに感じていたことだった。
それをまさしく「お前はダメ!」と言われた気がした。
本当はそこまで言っていないと分かっているけど、続く声も聞こえる気がする。
(お前がダメだから、みんなも気まずい雰囲気になっているんじゃないの?)
(全部お前が悪い。お前なんかダメな奴だ。)
(なんで息を吸っているの?死ね!お前なんか早く死んでしまえ!)
職員さんにそう言われている気がする。
その後のことはあまり覚えていない。
とにかく試しまくる

数日間連続でバッドデイ。
自分は何も悪いことしていないのに、相手から傷付くことを言われ、
なぜこんな目に合わなきゃいけないんだ。
放心状態。暫く何やっていたか覚えていない。
早く平常時に立ち直りたい。
まずは家族に電話してみよう。
実家に電話し話を聞いて貰う。
少し気付きもアリ、学びもアリ、気が紛れるが、それでもダメ。
何も行動できない。
食事はムリヤリ口に突っ込む。
何も考えずムリヤリ無心で身支度する。
意識は反すうしてても、フュージョンしてても、意外とカラダは動くもんだなぁ。
今日のプログラムから立ち直るヒントはないか?
「問題を能力と言い換える」という言葉があった。
今回職員に言われた言葉。
みんなを引っ張っていかなくていいの?
みんなをケアしなくていいの?
これを指摘された自分は生きている価値がないと自責している。
僕の問題であり欠点なんだろう。
でも、この『問題』も『能力』って考えると、僕だってこの世に生きてていいのかなって、
自分を許すことができる。
・・・うん、この考え方少しだけ効果あり。
立ち止まって気付けることがある

そうやって、いろいろ試していくなかで、「視点」も変わっていく。
すると、リワークプログラムを受け始めたばかりの頃の初心を思い出した。
立ち止まり、振り返る。
まず「自分を大切にする」、「自分の尊厳を守る」。
それが出来た上で、周りに気を配る。
それでも自分を許してあげて良いんじゃないかなって思えた。
僕の価値観は、「人にやさしくする」こと。
そのやさしくする『ひと』のなかに、自分を入れてあげてもいいんじゃないだろうか?
そう考えられることができた。
また、ここ最近の絶不調を考えると、こんなことに気付ける。
- 状況・・・ちょっとした環境変化
- 感情・・・不安と焦り
- 思考・・・自分がなんとかしなきゃ
ここ最近絶不調になったのは、今までとの違いは、
リワークプログラム最年長になり、
一番上の先輩としてみんなをリードしなきゃいけないっていう環境変化だ。
そう、僕は環境変化が苦手なんだ。
環境変化すると、立場や立ち位置も変わるし、周りも変化する。
そのなかで自分の役割を演じ切らなきゃっていう思考が働き、
出来るかなって言う未知への不安と、早く解決しなきゃっていう焦りが出てしまうんだ。
そういうことにまずは気付けたことが、絶不調のなかでチャンスをものにし、
学び取り、人として成長できたと、僕の幸せに近付けたと信じたい。
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