挫折した人目線の啓発本

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から214日目)
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本ブログを読んで下さっている人のなかには「休職して辛い」って人もいると思う。
休職すると大なり小なり挫折感を味わうのではないだろうか?
少なくとも僕はそうだった。

今まで死に物狂いで我武者羅に仕事に励んできた。
お客様や社内の仲間の役に立つため。
迷惑や負担をかけないようにするため。
責任を果たすため。
恵まれたことに、上司からはある程度評価されていたと思う。
社内でも頼りにされ、お客様から感謝されることもあった。

そういったもの全てを失った。
なんだったんだ、僕の約10年間は・・・。
そうネガティブに考えてしまうこともある。
そんな気持ち、挫折感と戦っている人にオススメしたい本に出会えた。

僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

よくビジネス書や自己啓発本を読むと、いわゆる「成功者」の物語であることが殆どだ。
その輝かしい経歴から紡がれる格言に心打たれて、学び仕事や日常に奮起していく。

でも、僕は今大きな挫折に陥っている。
そう感じている。
そういう時にこういった本を読むと、どうしてもこう思ってしまう。

成功者だから言える言葉だ。
僕とは資質が違う特別な人なんだ。

心身ともに打ちのめされた人の気持ちなど分からないだろう。
そう思って、言葉が素直に入ってこない。
一方、今回紹介する本の著者はこう言っている。

僕はこの本を日陰にいる人たち、
劣等感を抱き何をしたいのかわからず、
この会社には自分の居場所がないかもしれないと思っている、
まさに僕のような人たちのために書いた。

乱暴な言い方をしてしまうと、成功者ではない人目線で書かれた啓発本だ。
本書で僕が学べたことを記させてほしい。

今までの全てに意味はあった


僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

・1.01の365乗≒37.8
・0.99の365乗≒0.026

本書に載っていた数式。
これで言いたいことは「目の前の自分の人生を全力で生きろ」ということだ。

20歳の時に1時間かけて得たものは、その後60年役に立つ。
55歳で1時間かけて得たものは25年しか役に立たない。

たしかに、約10年間、ガムシャラに働いたおかげで、人として成長出来た気がする。
傾聴力や話し方,同じ事柄で様々な見え方があること。
辛いことが多かったが、その分その苦い経験から学ぶことが多かった。
そして、自力では決して得られなかった体験ができたのも確かだ。

休職するまで働きすぎるのは決して良くない。
当事者だから身を以て断言できる。
しかし、身を粉にして働いたこと自体には価値があった。
全身全霊を掛けて戦ってきたことには意味があったんだと言って貰えて、
それが自己肯定感に繋がった気がする。

休職の経験を次に生かす


僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

世の中にはリーダーになるべくして生まれた人間と、
リーダーになるためのあれこれを学んでリーダーになる人間がいる。

この言葉には元気づけられる。
プロジェクトリーダーを担ったが、僕自身はリーダーに向いていないと思っている。
それでも、後天的に努力すればリーダーとしての資質を身に着けられるっていうのは、
大きな希望だ。

組織の中で様々な仕事をうまくやるためには、
部下にうまく動いてもらうためには、
論理ではなくて感情こそが大事なのだということに気付く。

復職、または社会復帰したら、この考え方が大事かもしれない。
論理ではなく感情こそ大事。
感情のケアのためにも、今リワークデイケアでやっていることを横展開してはどうだろうか?

朝、職員さんが必ず体温や体調を口頭で確認する。
朝礼で小グループを作り、20分くらいで昨日の振り返りを発表し合う。
行動記録表を書く。

これにより、職員,仲間たちと相互理解が深まり、
自分自身でも行動と気分の関係性が分かってきて、自己理解につながる。
こういう感情ケアと働きやすい職場環境づくりが必要なのではないだろうか。
本書を読んだおかげで、気付けたことだ。

心身の健康的な働き方へ


僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

多くの取締役が出たが、彼らは売り上げを飛躍的に伸ばしたとか、
目に見える大きな貢献をした人ばかりではない。

会社人のゲームの勝敗は何十年という長期戦であり、
1年という短距離競争ではなく、競っているのは区間記録ではないからだ。

これが僕の次の課題だろう。
会社人生というゲームは長距離走のゲーム。
働きすぎている状態はあくまで異常事態であると自覚し、
いつまでも続けることができるなどと思ってはならない。

だからこそ、健康でいる事。
家族や友人との関係が良好であること。
これが長距離走を戦い抜く基礎になる。

今、リワークデイケアで学んだことの1つ。
僕にとっての健康的な生活行動パターンは、
睡眠をしっかりとること、
食事をとること、
気が楽だなぁ~と思うことを意識すること、
自分を許すこと、
そして慌てずゆっくり動作することだ。
睡眠においては7時間は最低欲しい。
もう平均3時間睡眠は無理だ。

この健康的な生活を維持しながら全身全霊で働くこと。
これが僕の次の課題なんだろう。
それを明確に気付かせてくれたのが本書。
挫折した人目線のやさしい応援BOOK。
ぜひ読んでみてほしい。


僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

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