20XX年〇月△日(休職から285日目)
先週は順調に感じた。
「気が楽だなぁ~と思うことをする」を意識して、
気疲れや気落ちより、楽しいと思うことが増えた。
でも、人生山あり谷あり。
そんな簡単なものじゃないみたい。
なぜか今日はうまくいかない。
でも、大丈夫。
うまくいかなくても、そうやって日々学び成長している。
少しずつ前進している。
朝から焦燥感
先週は好調だった。
土日も特に予定なく過ごし、ゆっくり休めたと思う。
あえていうならブログ更新で少し就寝時間が遅くなったことぐらい。
それなのに、朝起きると原因不明の『焦燥感』。
何に焦りを感じているのかも自分では分からない。
でも、自意識では過呼吸気味、意味もなく若干パニック気味、そして話せば早口気味。
(あれだけ順調だったのになんで・・・)
「気が楽だなぁ~と思うことをする」
これを意識してもあまり変わらない。
そもそも気が楽ってなんだっけ?
あぁ、やっぱり僕はダメだぁ。。。
そして無駄に落ち込む。
でも、リワークデイケアで定めた目標。
施設に行くまでは考えるより先に行動。
施設に着いたら気を抜く。
これだけは達成しようと思い、とにかく何か考える前に家を出ることにした。
多くの人から心配
先週の振り返りを各自発表。
すると同じリワークデイケアの方からコメント。
土日なにもしないで過ごすと言いながら、
色々取り組まれましたよね?
散歩とかプール行くとか読書とか。
もっと何もせず過ごしていいんじゃないですか?
先の予定考えず、朝起きて「ノープラン。どうしようかなぁ~」と。
その場でやりたいことを考えるくらいでいいんじゃない?
とても気にしてくれ心配してくれている感じ。
そのプログラムが終わり暫くしてから、今度は職員さんに呼び止められた。
先ほどの振り返りですけど。
家に帰ってからやること。
【寝るまでの準備(入浴や食事・歯磨き等)】
【やりたいこと(趣味)】
【やらなければいけないこと(仕事や目標)】
この中の【やらなければいけないこと】については、
リワークデイケアの責任者とも話し合ってみてください。
今後のリワークデイケアの課題や、復職後の仕事でも大きなテーマになります。
家に帰ってからの【やらなければいけないこと】とどう付き合っていくか。
しっかり考えていきましょう。
多くの受講者が居る中で、僕だけだった。
ここに通所して4週目。
初めての光景。その当事者は僕。
それだけ心配されているのだろう。
言葉は分かるのだけど、恐らく皆さんの本当の真意まで理解し切れていないだろう。
そんな自分に苛立ち。焦り。気落ち。自己否定。
でも、見方を変えれば、それだけ心配してくれる人がいるということ。
それだけ気にかけてくれて、見てくれている人がいるということ。
それだけ多くの人に思って頂けているこということ。
4週間で得られたものに、幸せを感じたい。
自分を褒めてあげよう。
猛省。それにも意味がある
本日の最終プログラムは大変だった。
20人規模でのグループディスカッション。
職員からの説明が個人的に驚きだった。
この議論に答えはありません。
目的は、自分の考えを表現すること。
傾聴すること。
そして考えを深めることです。
そして対人関係に関する内容がテーマ。
この答えが無いというのが、僕にとっては戸惑いだった。
僕にとっての最適解を発言するが、予想だにしない側面から問題点を指摘される。
断言までいかない「結局、何が言いたいの?」と会議なら言われそうな意見から、
さらなる意見が飛び交い議論が活発になる。
明確なカタチを持たない意見が寧ろ重視される議論の場は、僕にとって新鮮だった。
コミュニケーションのトラブルの1つに、
『価値観の一方的な押し付け』がありますよね?
ここに通い始めてから、僕思うんです。
ここで習っていることって、世間一般で言う『健常者』が勉強すべきだと。
『健常者』が価値観を押し付けてくるから、
傷付く人が居て、デイケアが必要になると思うんです。
思わず答えのない意見を僕も言ってしまった。
これはずっと思っていたことだ。
ゴルフをやらない僕を土下座させるまで責め続けた元営業部長。
自身の仕事のやり方に沿わなかったからと、
「キミなんて主任にすべきじゃなかった」と一方的に𠮟りつける購買部長。
彼らが相互理解を意識しているだろうか?
とても僕には思えない。
そういう理解の無い健常者こそ、教育されるべきだ。
すると別の方から意見があった。
あくまで私自身で考えたことですよ?
それって自分が当事者になることもありますよね?
だから気を付けなきゃな~って思うんです。
その意見に青ざめる。
また余計なことを言ってしまった。
そしてこの意見こそ、一方的な価値観の押し付けなのかもしれない。
自分も当事者になる可能性がある。
そう考えて日々生きることこそ、相互理解ってことなのではないか?
僕は自分が恥ずかしく、猛省した。
ダメだと思ったことが成長に繋がっている
帰宅後、自己嫌悪。
多くの人に心配され、注意されてしまった。
なぜか今日は終始焦燥感に襲われ、慌てた気持ちから余計なことばかりしてしまった。
なんてダメなやつなんだ、僕は・・・。
日課の両親への電話でも、お互いの一日を報告し合っているなかで、上記を話した。
すると、両親から言われた。
ふーん、いろいろ勉強になるねぇ。
サトウサンは色んな意見を知って、より一層視野が広く器が大きくなっていくねぇ。
そうやって落ち込んで考えていることも、意味のあることだねぇ。
そうか。
たしかにリワークデイケアに通うことがなければ、
こうやって落ち込み悩むことも無かった。
つまり多様な価値観や側面について知ることも学ぶことも考えることも無かった。
今まで自分が小さな世界の常識で凝り固まった価値観で生きてきたか自己理解に繋がった。
そう考えると、確実に休職前の自分より成長できている。
そう自信が持てた。
大丈夫、ダメだと思う日々でも、着実に前に進んでいる。
そう思うと、少し元気出た。
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