辛く苦しんだあなたこそ美しいから

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から62日目)

昨日、検討していたリワークデイケア施設から不合格通知が届いた。
理由は不明。
詳細は主治医に伝えたので、主治医に聞いてくださいとのこと。

先週、インテーク面接と心理検査を受けた。
僕の感覚では医師との面接は問題無かった気がする。
じゃあ心理検査ってこと?
心理検査は就活でやった筆記試験のようだった。
ずっと計算をし続けたり、図形の規則性を見つけたり。
あとは一般教養の質問もされた。
いくつか答えられなかった。
それしか理由が思い浮かばない。

つまり、あなたは非常識だから、
社会不適合で社会復帰する資格はありませんってこと・・・?

悪いことばかり考えてしまう。
どうして僕だけこんな目に。
ただ、会社のみんなのために。
お客様のために。
会社のために。
その思いで死に物狂いで働いただけなのに。

もう辛いよ。
苦しいよ。
僕なんて死んだ方が良いんだ。
絶望し、茫然自失。

そこまで苦しんだ人にしか見えない景色がきっとある。
世の中には順調に、この世の幸せを享受されている人は確かにいる。
本人なりに苦労はしているんだろうけど、
外から見たら人生イージーモードって人はたしかにいる。
でも、辛くて、藻掻いて、苦しくて、情けなくて、
絶望と挫折と泥水を啜る思いを味わってしまった人だから分かる、
そんな人だけ得られることがきっとある。
そこまで頑張って、それでも辛くて苦しいあなただからこそ、美しい。

大切な人が見えてくる

今日はサウナに行って鍼灸を受けると決めていた。
茫然自失のまま、気付けばサウナの目の前まで来ていた。
どうやって来たか、記憶は曖昧だ。

辛い。
リワークデイケア施設からの不合格通知は、僕には人格否定に感じられた。
本来なら精神疾患を支援するはずの存在にすら、見放されたのか。
もう僕は社会に居場所が無いんだ。
死んだ方がいいんだ。

でも、多分僕は生きたかったんだと思う。
気付けば友人にLINEしていた。
何人か友達はいるのに、無意識に真っ先にLINEをする相手は決まっていた。
すると、いつもは既読スルーの時だってあるのに、直ぐに返事きた。

今日は夜19時以降なら時間作れる。
会わないか?
俺は今すぐ会えるよ。
どこ行けばいい?
お前いつなら都合いい?
お前の都合の良い日時教えて。
俺絶対合わせるから。

みんな仕事と家庭で忙しいはずなのに。
返事が追い付かないくらいに、ひっきりなしにLINEが止まらない。

ここまで追い込まれたから分かることがある。
僕は無意識でLINEを送った相手。
僕は本当はこの人たちを一番に信頼しているんだと気付くことができた。
そして、その友人たちは自分の都合度外視で僕を気にかけてくれた。
こんだけ素晴らしい人たちに僕は囲まれていたんだ。

友人を大切にするって誰でも知っている言葉。
でも、友人の数って人によって違いはあるけれど、
本当に大切にしたい人って限られるんだろうなぁ。
実体験から当たり前のように自然と大切にする人たち。
頭で考えるより先に行動で大切にする人たち。
それを認識する機会になった。

鍼灸師から学んだこと

サウナ後に知り合いの鍼灸院へ。
そこでも正直に打ち明けた。
リワークデイケア施設から不合格を受けたこと。
そして落ち込んでいることを。

そんな話をされても困るだろうに、ちゃんと話を聞いてくれた。
そしてご自身の話も教えてくれながら、あえて軽く励ましてくれ、
その後は敢えて自然と会話をさせてくれた。

鍼灸師さんも悩みを話してくれた。
それが対等に話してくれているって思えて嬉しかった。
僕が思うことを伝えた。
そんなとき、思わぬ反応をしてくれた。

サトウサン、大丈夫ですよ!
だってこんなに凄いんですもん。
こんな深い話を分かりやすく教えてくれる人いないですよ。

きっとサトウサンだからこそ、今回の経験も成長に繋げれられるとワタシは思ってます。

僕は相談してくれたから、思ったことを伝えただけだった。
だから自然と考えてきたことだ。
当たり前のことだった。

じゃあなぜ当たり前になったんだろう。
人間関係や理不尽なことで心を痛め、悩み、それを解決したくて。
乗り越えたくて足掻きたくて、本を読み漁ったり、考え抜いて考え続けたり。
行動して試してみて痛い思いしたり。
それらの積み重ねなんだろうな。
それが他の人には当たり前じゃなく特殊なことになっているのかもしれない。

もしかしたら、人生イージーモードに感じる人には思いもよらない考え方なのかもしれない。
なぜなら、そんなことに悩む必要がなかったから。
そんなことに悩まなくても欲しいモノが得られて、恵まれてきたから。
もしくはそこで立ち止まらずスルーして楽な方楽な方へ生きてきたのかもしれない。

そう思うと、悩み傷付き藻掻き足掻いてきた人こそ、
真にココロ優しく美しいのかもしれない。
辛く苦しんだ経緯は悪いことだけじゃない。
そんなあなただからこそ、孤高で美しい。

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