20XX年〇月△日(休職から193日目)
休職したら傷病手当金が重要テーマになる。
傷病手当金が収入代わりになり、生活資金になるからだ。
傷病手当金で注意しなければならないのは時間だ。
【会社から申請書入手】⇒【自分で記入】⇒【病院に記入依頼】⇒【会社提出】⇒【会社側記入】⇒【健保組合提出】⇒【健保組合稟議】⇒【入金】
と手続き工程が多いからだ。
そのため、税金や社会保険料は待ってくれないのに、
傷病手当金の振り込みは数か月遅れ。
それまで無給で耐えなければならなくなる。
その中で、特に【病院に記入依頼】には気を付けてほしい。
病院側の規則(独自ルール)により融通が利かないケースがあるからだ。
郷に入っては郷に従え。
その場合、独自ルールに従うしかない。
それを踏まえたうえで、申請時期や、申請適用期間などを検討するのをオススメする。
早めに記入してみたら?
会社から郵便が届いた。
中身は下記の通り。
- 税金や社会保険料の請求書
- 傷病手当金の申請書
傷病手当金申請書については、休職予定期間を踏まえ、約3ヶ月分届いた。
・1ヶ月目分
・2ヶ月目分
・3ヶ月目分
3枚届いたが、申請方法の提案も書いてあった。
1ヶ月毎だと毎月細かく入金されるから、無給期間が無い利点がある。
しかし、病院記入手数料・郵送料など無駄な費用が発生する欠点がある。
一方、3ヶ月まとめて申請だと手数料や郵送料は1回分で済む。
毎月に比べ費用は1/3にコストカット。
その代わり、最終月後に稟議が始まるので、無給期間は最低でも3ヶ月は発生する。
なお、会社からの提案内容では、1か月単位になっていた。
1ヶ月半⇒1か月半といった区切り方はNGなのだろう。
そこで、【1・2ヶ月分⇒3ヶ月分】の全2回申請の方法を取ることにした。
しかし、少し工夫してみた。
病院記入には2週間時間が掛かると言われている。
そこで、今日はまだ2ヶ月目の途中だったが、先に病院記入依頼をし、2週間後には月末になって3ヶ月目の初日に【健保組合の稟議】が始まるようにしてみた。
【事例】
今日の日付を3月10日と仮定する。
・申請内容は2/1~3/31分
・病院記入のリードタイムは2週間なので、3/10依頼⇒3/24病院記入完了
・3/25に郵送して、会社3/27着。
・会社側記入して、3/31健保組合提出。
・4/1稟議開始。
これなら、記入だけ先に済ませて貰って、稟議は申請期間の翌日から開始でき、
タイムロスなく進められると画策したのだ。
病院の独自ルールでNG
分かりにくいので、先ほど記載した事例で説明する。
仮に今日を3月10日としよう。
さっそく病院に行き、受付で依頼手続きを進めた。
サトウサン、たしかに受け取りました~。
それでは、3/31までこちらで置いといて。
4/1になったら書き始めますね~。
なので、記入完了日は4/15になります。
・・・?
いやいや、明日から書き始めればいいんじゃないの?
サトウサン、すみません~。
私たちも、未来のことは書けないんですよ~。
いやいや。
病名とか経過状況とか、別に3/31まで置いとかなくても書けるところは書けるんじゃないの?
それじゃあ早めに持ってきた意味ないじゃん。
病名も、3/31になったら変わる可能性があるのかな?
どうします?
やめときますか?
受付の方が訪ねてきた。
どうしよう。
申請期間を1ヶ月毎に変えるか?
でももう1枚目記入しちゃったし。
今さら修正するのもな~。
・・・わかりました。
それでお願いします。
こっちに拒否権はなかった。
病院の規則に注意
このまま受付の方と話しても、多分解決しない。
多分お互いに嫌な思いをするだけだろう。
もしかしたら、カスハラって言われるかも。
そこでは引き下がり、次に主治医に聞いてみた。
サトウサン、申し訳ございません。
おっしゃることは凄く良くわかります。
しかし、こればかりは当院の規則で、どうしようもないんです。
病院の規則。
それじゃあ受付の方も規則に従わざるを得ない。
仕方ないか。
昔は融通利かせて、サトウサンの要望のようなことをしていたこともあるんです。
しかし、当院はご存じの通り数多くの患者がおり、
数多くの方が診断書や傷病手当金申請書などの書類作成依頼をされるんです。
その中で融通を利かせ続けた結果、
期日を間違えたり、議事脱字や記入漏れ、記入ミスなどのトラブルが多発した経緯があるんです。
それから、規則が出来たんです。
なるほどな。そういう経緯があって、病院規則が出来上がったのか。
たしかに融通を利かせるよりも、間違いが無い正確性の方が重要だ。
このように、病院の規則により手続き期間が異様に長かったり、融通が利かなかったりと、
予想だにしていない問題が生じることがある。
だから、気になったことは早めに病院に確認することをオススメする。
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