20XX年〇月△日(休職から443日目)
今日の気分:4/10
焦燥感:不調
疲労感:不調
抑うつ感:不調
自責感:不調
イライラ感:好調
今日の充実度(重要度):6/10
今日は僕にとって最重要&重大イベントがあった。
それは、職場訪問。
約半月前、1年ぶりに会社訪問した。
ただそれは保健室だけ。
その時に通勤練習を指示され、その一環として、今日は1年ぶりに職場に伺う。
社員みんなが働いているナカに行くのは本当に久しぶり。
つまりみんなに1年ぶりに会うってことだ。
凄く緊張する。
もし「キミだれ?もう要らないよ」とか言われたらどうしよう。
その時、僕のココロは耐えられるのだろうか?
そして午前中に通勤練習および職場訪問をして、午後はデイケア。
デイケアでは友達がリワークプログラム修了日なので、
話を聞いて、食事を楽しむ。
ほんとうに、一日中ひとと関わって、ここ最近の習慣および環境と全く違う一日。
この日記投稿も、書いているのは翌日。
昨夜は疲れ切って休養を最優先。
無理をしないこと。それが大事だと思う。
そもそもなぜ復職なのか?

休職している人には、いつか社会復帰する時がやってくる。
社会復帰というのは、ここでは疾患が一定程度回復して、
自分が望む方向と生活基盤の構築に向けて再活動し始めることと思ってほしい。
それは転職かもしれないし、起業かもしれないし、全く別の道かもしれない。
それは人によって変わってくる。
僕の場合は復職という道を選んだ。
ツラく苦い記憶ばかりだが、一方で会社のおかげで人として成長できたとも思っている。
休職してから家族や知人,デイケアなどで、
「サトウサンは立派」みたいなことを言って貰うことが多かった。
大変光栄で身に余る言葉だが、そう言って頂ける理由のひとつに、
会社に鍛えて貰ったからだと思っている。
だから、もう一度チャレンジしてみたいと思った。
もうひとつ、復職する理由は、ここで違う道を選んだら逆に後悔しそうと思ったからだ。
別に具体的にやりたい仕事があるわけではない。
やりたいことと言えば、「人にやさしい社会づくりの追求」だ。
それは今の会社でもできる。
いや、今の会社でこそやるべきことだ。
それに、ツラく悲しい記憶ばかりだが、その中でも大切な人々がいる。
支えて下さった人々が居る。
生きようと思えば方法はいくらでもある。
もう一度今の会社でチャレンジして、後悔しないようにやり切って、
それでもダメだったら、その時別の道に行けばいい。
事前に連絡のススメ

しかし、さすがに職場訪問は緊張する。
みんな仕事で忙しい。厳しい環境変化やノルマで全員が追い込まれている。
そんな余裕のない状況で訪問しても、冷たくあしらわれる可能性がある。
それが怖い。
だから、実は今日訪問する数日前から、
信頼できる大切な方たちにはお知らせすることにした。
LINEで近況報告する。
最近通勤の練習を始めました。
□月〇日には職場まで行く予定です。
休職した時はご配慮ありがとうございました。
もしお会いできたときにはよろしくお願いします。
こうやって少しでも自分が訪問しやすくする。
他人の行動はコントロールできない。
でも、自分の行動は自分で選べる。
自分の影響が及ぶ範囲で、可能な限り最大限の策を講じる。
これが大事だと思う。
もしそれでダメでも、「手は尽くした」と開き直れる。
実際、有難いことに、恵まれたことに、皆さん温かな返信をくれた。
おかげで職場訪問のハードルが少しだけ下がった気がする。
心理的抵抗が少し緩和された気がする。
そうやって、自分が変化に向けて行動できるように、
自分の手の及ぶ範囲で準備と環境整備はオススメ。
朝の電車にて

朝の電車では、ここ最近習慣化されつつある通勤練習なのに、
いつも以上に、いつもと違って緊張が止まらない。
それでも、事前連絡したLINEのやり取りを思い出し、元気出る。
でもやはり不安。このまま帰りたい衝動。
ここまでの情緒不安定感は久しぶりかも。
どうしようか。
こんな時こそ、デイケアで学んだことを書き纏めた成果物を見直す。
自分は不調や絶不調のときに、どんな状態になるか。
そんな時にどういう対策を取ればいいか。
それを見直すと、「ああそうだった」と思い出せて、試してみて、少し落ち着く。
復職が近づいてきて、実際に会社まで通勤し始める人。
そんな方には、デイケアに通っていたなら、その時に作り上げた成果物を持ち歩き、
電車内で見直すと、少しメンタルをセルフケアできるかもしれない。
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