20XX年〇月△日(休職から350日目)
リワークデイケアではさまざまなことを話し合う。
今回のテーマは「仕事で大事にしていること」。
みんなで発表し合い、それぞれディスカッションする。
なぜ今の職場を選んだのか。
なにが思い出に残っているか。
なにを意識して働いているか。
僕にとっては当たり前のことで、みんな同じだと思っていた。
でも、それは思い込みだった。
ひとによって全然違う。
むしろ僕の意見を聞いて、みんなに驚かれた場面もあった。
もしかしたら、僕が特別だったのかもしれない。
いや、特別とか普通とかないのかもしれない。
それぞれみんなバラバラで、それが個性ってことなんだろう。
そう思うと、「へぇ~そんな考え方もあるのか~」って凄く勉強になる。
ある人の意見①

「名前が面白かったから」
それが今の職場を選んだ理由。
思った以上に思い切った理由でびっくりした。
そうか、そんな考え方もあるのか。
働いている理由は義務感ですね。
食べていかなきゃいけない。
そのために強制的に働いている感じです。
お金があれば働かないですよ。
今までの僕にはなかった考えだから驚いた。
でもたしかにそうかもしれない。
自分が幸せになれるのなら、別に働かなくてもいいのかもしれない。
自分の幸せになれる条件が満たされていて、
そこに仕事が入っていなければ、
別に無理して働く必要はない。
当たり前なはずなのに、今までの僕の頭にはなかった。
そっかぁって学びになった。
ある人の意見②

その方はゼロから何かを生み出すことに喜びを感じるらしい。
独りで生み出すのも好きだし、複数人で協力して生み出すのも好き。
複数人で協力して生み出す方が達成感が大きいから、それが働く理由と言っていた。
一方、何かを生み出す時に、それを他者から邪魔されてしまうと意欲を失うらしい。
創造性という土台があって、そこに協力的な環境があればOK。
逆に創造性という土台があるのに、そこに妨害的な環境があるとNG。
何かを生み出すこと自体に価値を感じている。
なるほどなと思った。
僕の中では「創造性」は副次的な価値であり、もっと別の土台があってこそだった。
面白いなと思う。
ある人の意見③

その方はカッコよさや憧れがあった。
そうなれている自分が未来にある。
そのための道を只管進み、周りからも認められることが大切だった。
順調に道を進み、エリート集団に選ばれると、
そのなかで認められなければならない。
しかし上には上がいる。
どんなに頑張っても自分の理想と周りの評価が得られず、限界が来てしまった。
この気持ちには理解できる。
僕にもその面があった。
でも、どこかで自分独自の価値観と幸せを見つけないと、
理想や他人と比べる生き方は限界がくる。
青天井である。
そう考えると、生きるって難しいなと思う。
僕の価値観

僕が今の職場を選んだ理由はいくつかある。
それをすべて文字化して発表すると驚かれた。
とくに経営状況。
IR成績が良いところを選んでいたことをいうと、
そんな視点は全くなかったと驚かれる。
この時から実は「安定志向」があったんだなと気付かされた。
働く理由は「人の役に立つこと」。
そのためには人に迷惑をかけないこと。
それこそ生きる意味だと思っている。
しかし、それを話したら共感どころか驚かれた。
「営業マンって感じですね。」
その言葉を頂き、さらに驚く。
コミュ障の僕には向いてない職種だと思っているから。
人によって価値観って全然違う。
だから、生き方には人の数だけあっていいんだと思う。
そう思うと、僕らはもっと自由でいいんだと感じた。
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