【リワークデイケア】取るべき授業とは?

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から33日目)

休職から約1ヶ月が経過した。
前回の主治医診察で「リワークデイケアの受講」を勧められた。
本来なら3ヶ月の休職で充分なのだが、過酷な職場環境を考慮し、
自分の身を守る術を学ぶべきと判断されたようだ。
(リワークデイケアについてはコチラをご覧ください。)

産業医からもリワークデイケア受講を勧められた。
しかし、受講について悩んでいる。
主治医からは約6ヶ月の休職延長が必要だと言われたのだ。
そうすると、職場の仲間たちに一層負担をかけてしまうのではないか?
また、もう僕の居場所が無くなるのではないか?

そもそもリワークデイケアで何を学べばいいのだろう?
再発防止ってことは分かる。
自分の身を守る術ってのも分かるのだが、具体的に何を学べばいいのだろう?
カウンセラーに相談してみることにした。

「良い産業医に巡り合えましたね」

サトウサン、こんにちは~!

カウンセラーが前回同様にこやかに出迎えてくれる。
今日で二回目だ。

その後、どうですか~?

僕は近況を話し、事前に箇条書きでメモしといた「相談したいこと」を話し始めた。
主治医からリワークデイケアを勧められたこと。
そのためには6ヶ月休職延長が必要になるだろうこと。
産業医も賛同していること。
不安もありどうしたらいいか悩んでいることを率直に相談した。

なお、産業医からは下記のようなメールだった。

私は6ヶ月休職期間を延長してリワークデイケアを受けることをオススメ致します。
適応障害は、早期復職よりも再発防止の方が重要です。
一度学べば長期に渡り生かせると思います。
大丈夫です。
長期休養後でもちゃんと復職できますから安心してください。

そう相談すると、カウンセラーから言われた。

良い産業医に巡り合えましたね。
世の中には会社寄りでいい加減な産業医もいるんです。
お話を聞いている限り、サトウサンの産業医はしっかりされた方なので、
この人を信頼して大丈夫だと思いますよ。

少し安心した。

妥協しなくていい

でも6ヶ月の休職延長は長すぎると思うんです。
たしかに「頑張り過ぎない」こと、自分の身を守る術を学ぶことは必要だと思うんです。
でも長く休み過ぎるのも不安なんです。

思っている不安と悩みを打ち明けた。
すると、カウンセラーがにこやかに意見をくれた。

でしたら、3ヶ月の休職期間内にリワークデイケアを受けたらどうですか?
きっと、サトウサンの希望に叶う施設が探せばあると思いますよ?

・・・そうか!
僕は【リワークデイケアを受けない】か、【休職期間を伸ばすか」で悩んでいた。
そもそも【休職期間を伸ばさずに】【リワークデイケアを受ける】という道を模索すれば良かったのか!
まさに一挙両得!
無意識のうちに妥協していたんだな。
最初から譲歩せず、自分の我儘とも言える要望が実現できないか求め続けてもいいんだ。

カウンセラー目線の受講すべきプログラム

そうすると、そもそも「受講したい科目」だけ受けるって手もアリなんだな。
聞いた限り、リワークデイケアは下記を目的をしているらしい。

リワークデイケアが抑える4つのポイント
  • 規則正しい生活リズム
  • 就労・作業能力の回復
  • 対人交流技術の向上
  • 再発予防・セルフケア能力の向上

この中で、【再発予防・セルフケア能力の向上】が僕の学ぶべき術なんだ。
プログラムの中には卓球やフットサルなんてのもあるが、
そういうのは除外して、学ぶべきものだけ学ぶようにすれば、
3ヶ月の休職期間内に収められるかもしれない。

カウンセラー目線で、僕が受講すべきプログラムって、どんなモノですかね?

すると、カウンセラーが教えてくれた。
「サトウサンが受けるべき授業はこんなプログラムじゃないですかね」
それが下記だった。

マインドフルネス

自分が感じている気持ちや考え、環境を客観的に観察し、ありのまま受け入れる

認知行動療法

物事の考え方・捉え方を変えることで、ストレス緩和や行動コントロールする。

SST

Social・Skills・Trainingの略で、
自分の気持ちや要件を上手に人に伝える

なるほど、ここらへんのプログラム名を受講すれば良いのか。
見方を変えれば、上記プログラム名が豊富な施設を選ぶようにすればいいんだな。

カウンセラーに相談したおかげで、決断ができた。
自分では判断できない時に、悩んでしまった時に、
決断を後押ししてくれるのが、カウンセラーの良いところだな。


独りで悩まなくていいんだ。
困ったら誰かを頼ってもいいんだ。

清々しい気持ちで、明日からの予定を考えることにした。

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