オススメのリワークデイケアは？

20XX年〇月△日（休職から43日目）

主治医からリワークデイケアを勧められた。
リワークデイケアとは、簡単に言うと、
「復職のためのココロのリハビリセンター」
みたいなものだと思っている。
（詳しくはコチラをご覧ください。）

今日で3か所目を見学した。
全3施設を見学して思ったことは、施設によって同じリワークデイケアでも全然違うということだ。

オススメのリワークデイケア施設は、人によって変わってくると思う。
その人が何を求めているかによるからだ。
だからこそ、リワークデイケア施設は実際に見学してみるのがオススメだ！
「百聞は一見に如かず」
自分が見て聞いて、感覚的に良いと思ったところが良いだろう。

そのうえで、個人的意見を申し上げるとしたら、
リワークデイケア施設は出来る限り、
家から近所のところを選んだ方が良いと思った。

3施設の比較考察

今日で3か所目の見学を終えた。
どちらも同じ医療デイケア（病院が運営するデイケアで社会保険適用可）なのに、
その雰囲気や性質は全然違って感じる。

1か所目はもの凄く立派な施設だった。
受付に行くと洗練されていて綺麗。
待合室ではウォーターサーバーとコーヒーが飲み放題。
担当者は医師で、丁寧で専門性を感じ、患者は安心感を覚えそう。
リワークプログラムの見学も規律が保たれている感じ。
イメージで言うなら大手予備校、大手進学塾みたいだ。
ただ、規律がしっかりしている分、自由がない。
なんと２～３ヶ月のプログラム中、休みが認められない。
すべてのプログラムを受講できなかった場合、

サトウサンは未だ就業できる状況ではありません。
リワークプログラムを完遂できませんでした。

と主治医宛てに情報提供書を書くらしい。
プログラム期間中は週5日通うので、本当に会社と全く同じだ。

一方、2か所目の施設は正反対。
リワークデイケアと病院がある雑居ビルのエレベーターを降りた途端、
なんと患者で溢れかえっている。
何とか人を掻き分け受付までたどり着くが、受付嬢は多忙を極め全く取り合ってくれない。
ちなみにその間、エレベーター前含め、患者は椅子が足りず立って待っている状況だ。
患者が立たされていることに驚愕する。
そしてやっと取り合ってくれて担当者に会えたが、
その方は看護師らしく、受付も兼任しているようだ。
簡単に説明を受けるが、「ああ早く終わらせたいんだな」と僕は感じてしまった。
印象的だったのは、

ウチは2か月間ですが、通う頻度は自由です。
週5日でもいいですし、週1日だけしか来なくてもウチは一向に構いません。

まるで大学の授業のような自由さだった。
実際にリワークプログラムを見学したが雑然としていて生活感を感じ、
患者は元気がなさそうに見える。暗い。
イメージでは公立小学校の特別クラス，個人経営の学習塾みたいだ。

そして今回の3か所目。
ここは1か所目と2か所目の中間って感じ。
受付は清潔感は保たれているが、1か所目みたいにサービスが行き届いて患者ファーストってわけでもない。
でも2か所目みたいに患者が立って待たされていることもない。
担当者は社会福祉士で、2か所目と違い丁寧に話を聞いてくれ説明してくれる。
でも一方で1か所目のように患者ファースト感はなく、どこか事務的だ。
実際にリワークプログラムを見学すると1か所目よりは自由だが、
2か所目よりはちゃんと規律が保たれていた。
ただルールを聞いていると、通う頻度も週３～５日くらいと自由度はあるが、
入会する前に面接と試験があるらしく、それによっては不合格の可能性もあるようだ。
試験があるっていうのは3か所目で初めて聞いた。

上記内容を簡単にまとめるとこんな感じだった。

家から近いのがオススメ？

個人的な判断基準の１つとしてオススメしたいのが、「家から近いかどうか」だ。

まず家から近いと、周辺地域に馴染みやすい。
1か所目と2か所目は家から少し離れた場所にあるのだが、
その2か所は僕のイメージではビジネス街、オフィス街、繁華街という感じで、
人通りが多く、少し騒がしい感じがした。
一方、3か所目は一番住まいから近いエリアにあり、そこは閑静な住宅街。
だから落ち着いた雰囲気がある。
リワークデイケアは「ココロのリハビリセンター」みたいなものだから、
まずは自分の住まい（落ち着く雰囲気）に近い場所を選ぶのが良いと思う。

また、「家から近いかどうか」が判断基準としてオススメの理由は、交通費の問題だ。
リワークデイケアは自立支援医療制度※を活用すれば、だいたい1日当たり700－900円くらいの相場イメージだ。
（※自立支援医療制度についてはコチラをご覧ください。）

それに対し、電車移動だと隣の駅でも200円弱は最低かかるだろう。
そうすると、交通費込みだと900-1,100円となり、一気に最低でも２～３割負担が増える！
だから交通費が出来る限りかからない方が良いのだ。

ちなみに1か所目が最も遠いエリアだったのだが、担当者に言われた。

お住まいが同じ市町村内でしたら交通費手当が支給されるのですが、
サトウサンの場合区域外だから全て自費となります。

いやいや区域外の方が交通費負担多いんだから手当出るべきでは！？
つまり、「同じ市町村内の人以外来るな」ってことらしい。
そういう意味でも、家から近いエリアに通うのがオススメだ。

なお、こんな意見もあるだろう。

復職のためのリハビリなのだから、
通勤慣れも必要なのでは？

これはおっしゃる通りだと思う。
しかし、リワークデイケアは「ココロのリハビリセンター」だから、
いきなり精神的負荷をトップギアにしなくても良いと思う。
まずは通い始めるだけで精神的負荷は相当大きくなるから、
徐々に慣らし持続させるためにも家の近所の方がオススメだと僕は思う。

少しでも参考になってたら幸いだ。
僕は3か所目で進めてみよと思う。
無事に試験通過できるだろうか？