リワークデイケアは必ず見学を

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から42日目)

主治医からリワークデイケアを勧められた。
僕の場合、頑張り過ぎてしまうのが問題らしく、独学ではなく、予備校みたいなところで学んだ方がいいということらしい。

リワークデイケアの説明ついてはコチラ

しかし、リワークデイケアなんて今回初めて聞いた。
どんな所なのか、想像が全くできない。
どこも統一されていて似た感じなのだろうか?

先に一番伝えたいことを言うと、

リワークデイケアは必ず見学すべし!

施設によって全然違う。
雰囲気や方針、施設の姿勢など全部が施設ごとに個性的だ。
だから、自分の足で施設に赴き、直接話を聞いて、
施設の様子を実際に見て、肌で感じることが重要だと思う。


今回は2か所巡ったが、それぞれの個人的感想を伝えたいと思う。

1か所目:規則が厳しく、しっかりしている

1か所目は凄くキレイな施設だった。
ビルの1フロアで、ビルは普通。
でも受付に入ると清潔感に気を付けているのが見て分かる。

リワークデイケアはだいたい関連の心療内科が近くにある。
ここの心療内科の受付では、待合室になんとウォーターサーバーやコーヒーが付いていて、
無料で飲めるのだ。
スゴク患者思いだと感心した。

患者は多いが、椅子等もキレイに整頓されていて、気持ちよく待つことができている。
受付員も笑顔で気持ちよく挨拶してくれる。
これは教育の賜物なんだろうな。

暫くすると精神科医が読んでくれ、まずはマンツーマンで説明をしてくれた。

当院を選んで頂いた場合、規則を守って頂く必要がございます。
・すべてのプログラムを受講
・週5日受講で約2ヶ月
・通う頻度は自由だが、その分延びる

まるで大手の進学塾みたいだ。
規則がしっかり決まっている。
ただ如何せん、自由がない。
すべてのプログラムを受講せずに辞めようとすると、
わざわざ主治医に、
「この患者はプログラムを完遂できなかったので社会復帰は時期尚早です」
といった報告書を郵送するらしい。

厳しくもちゃんとしたところが良いという方には合っているのかもしれない。

2か所目:自由だが雑

二か所目は真逆。
ビルの1フロアって面では同じだが、エレベーターでフロアに到着すると驚いた。

なんと、患者が廊下で立ちながら待っているのだ。
もしくはエレベーター横の簡易丸イスに座っている人もいるが、
受付エントランスの外に溢れているのは変わらない。

人をかき分け受付へ。
対応者は看護師さん?受付の人だった。
忙しなさそうに案内される。

看護師さんから簡単な説明を受ける。
時間で言えば3分くらいだろうか?
1か所目の精神科医とのマンツーマンでは数十分使ったからえらい違いだ。
さらに、1か所目では「質問はございますか?」と聞かれた。
今回のところは、看護師さん?が一通り説明し終えると沈黙。
次の言葉を待っていると「じゃあ実際見て貰いましょうか」と移動。

施設を案内されるとこれまたビックリ。
1か所目は白基調のキレイな長机が規則正しく並んでいて、一番前にはホワイトボード。
イメージは大手運営の貸会議室って感じだった。

それに対して今回の施設は生活感が漂っている。
下駄箱は先着順で雑多に収納されており、各自が持参したマグカップが無造作に置かれている。
薄い引き戸で仕切られた間取りで、生徒が肩身狭そうに座って講義を受けている。
イメージは市営図書館って感じだ。
学生時代にバイトした個人経営の学習塾を思い出す。

そして黙々と看護師?さんが案内すると、「では」と言われ終了となりそうだった。
「いや、質問あるんでいいですか?」と聞くと、怪訝そうに応対。

当院は単位や必修科目はありません。
来たい時に来てもらって、来たくなければ来なくても大丈夫です。
カリキュラム表はお渡しするので、あとはご自由にどうぞ。

どうやら受けたい授業を自分で選べるらしい。
「頑張り過ぎを直したい」など学びたい内容と目的がハッキリしているなら、
ここを選ぶのもアリなのかもしれない。

リワークデイケア施設は必ず直接見てみよう

2か所巡っただけだが、既に全然違った。
1か所目は規則に厳しくしっかりしている。
2か所目は自由だが雑然としている。
それぞれに特徴と個性がある。

家を購入する時は必ず内見するだろう。
塾や習い事を検討する時も見学や体験をすることが多いと思う。

リワークデイケア施設も同じだ。
必ず実際に赴き、見学した方がいい。
実際に赴き、直接話し、直接見て感じれば、
きっとあなたの希望に合った個性的なリワークデイケア施設が見つかると信じている。

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