パスワード忘れた

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から75日目)

暫く使っていないと忘れてしまうものだ。
いや、そもそも覚えていなかったのかもしれない。
それすら最早定かではない。

会社から手続き依頼があった。
どうやらプライベートパソコン上で出来るらしい。
セキュリティ大丈夫かと思ったが、問題無いとの回答だった。

あるシステムを経由して手続きするのだが、そこに入るためのパスワードが分からない。
自分で設定したのだが、覚えていない。
仕事で独自に使うシステムは数十種類とあり、それぞれにIDとパスワード設定が必要だった。

しかも、それぞれバラバラの時期に定期的にパスワードの更新依頼があった。
酷いモノだと年4回もパスワードを変えなければならない。

そんなモノ、全て覚えられるはずがない。
だからメモを取っておいた、パソコン上に。
しかしそのパソコンすら、会社に返納してしまっている。

完全に手詰まりだ。
色々と不安になる。

パスワード変更手続き不可

一番オーソドックスなのがパスワード変更手続きだろう。
試しにやってみる。
すると、名前とIDを記入してボタンをクリック。
その後、登録したメアド宛てに変更手続き用のURLが送られるらしい。

・・・。
・・・登録したメアド?
登録したメアドは会社用のメアドだ。
だから、そのメールが届くのは、会社用パソコンか会社用スマホ。
しかし、そのどちらも会社に返納している。

どうしようもないじゃないか。
万事休す。
自力で対応するのが不可能になった。

人事部に連絡

仕方ないから人事部に事情を連絡する。
パスワードを忘れてしまったこと。
そしてパスワード変更もできない状況であること。
だから今対応できないこと。

人事部に手間をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
もの凄い罪悪感。
人に迷惑ばかりかけてしまって、居ない方が良いのではないかと自己否定と自己嫌悪に襲われる。

我儘も百も承知だが、何とか会社の方で対応してもらえないものだろうか。
おかげで不安と自己嫌悪の気持ちで気分が滅入る。
ちょっと、やはり復職するのは未だ無理。

復職したとき、やっていけるんだろうか?

復職したときが不安になる。
きっと社内環境は大きく変わっているのだろう。
まずその生活と環境変化に慣れる必要がある。
適応障害と見つめ合いながら。

そして、今回ハッキリしたのが、もういろいろ忘れているという事実。
各種システムのログインパスワード。
そのシステムの操作方法。
その他業務の作業手順。

少し離れただけでこんなに忘れるものなんだな。
それをまた思い出して、もしくは学び直して取り組む必要がある。

本当にやっていけるのだろうか。
現実を思い出し、不安に苛まれる一日だった。

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