20XX年〇月△日(休職から25日目)
休職して時間が出来たので読書。
僕の3つある座右の書。
そのうちの1つを読み直すことにした。
新しい本を読み新たな気づきを得るのも良いと思う。
でも今は、自分の人生観の礎となった本を読み直したいと思った。
自分の愛読書、座右の書を読み直すのはオススメ。
一度読んだ本でも、時を空けて読み直すことで、新たな気づきがあるから。
大事なことが出来ているか?
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今回読んだのはコチラの1冊。
『日本で一番大切にしたい会社』僕の3冊ある座右の書の1つ。
就活の時に出会ってから、働き方の羅針盤であり、働く際の理念になっている。
本書では文字通り、「いい会社だなぁ」と思わず呟いてしまう素晴らしい会社をいくつか紹介している。
本書は既にシリーズ化し8巻くらいまで発刊されるベストセラーになっているが、
その第一号の会社として日本理化学工業が紹介されている。
日本理化学工業は主に粉の飛ばないチョークを製造している会社。
一番の特長は、社員の約7割が障がい者で構成されていることだ。
50年以上前から障がい者雇用を行っているようだが、その経緯を読むと思わず涙ぐむ。
その経緯は是非実際に本書を読んでみてほしい。
本書の中で、日本理化学工業の採用基準が下記のように記載されていた。
- 一生懸命仕事をし、人に迷惑をかけないこと。
- 自分の身の回りのことができること。
- 返事ができること。
これは別の見方が出来ると思う。
社会人として、社会の一員として生きるために上記は絶対必須ということだ。
一生懸命に励むこと。
人に迷惑をかけないこと。
返事ができることというのは、最低限のコミュニケーションが取れるということではないだろう?
ウチの会社の人たちは出来ているだろうか?
他部署の部長は挨拶をしても無視をする。
その部長の信念なのか、今まで挨拶を返してくれたことが一度もない。
日本理化学工業の採用条件である「返事をする」を一切できない奴が当社の部長・・・。
部長の指示で、営業課長の担当顧客を引き継いだ時。
俺なにも分からないから、あとよろしく。
プロジェクトリーダーとして先輩に営業活動状況を聞いた時。
ごめん。何もできてないや。
質問の答えも何もわからないや。
お客様に聞いたけど、教えて貰えなかった。
とても一生懸命励んでいるとは思えない。
自分の身の回りのことすらできず、人に迷惑をかける先輩たち・・・。
テクニックやノウハウよりも大事なことを、当社の健常者の社員が出来ていないことに気付いた。
「多忙」を自覚する
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本書の中でこんな一節がある。
会社は、売上を上げるために、利益を上げるために存在しているのではありません。
本当に人々に必要とされ、社員たちも誇りを持って働くことができる。
その結果、みんなが幸福を感じることができる。
そんな会社になるために存在しているのです。
当たり前の言葉。
この言葉に出会ったから、就活も前向きに取り組めたし、
入社してからもこの理念をもとに働いてきた。
でも、今回読み直して衝撃を受けた。
僕、売上と利益ばかり気にしてなかったか?
気付けば理念が薄まっていた。
ちゃんと言語として意識してきたが、気付かぬうちに数字ばかり気にしていたかもしれない。
会社の会議や上司の追求で、
「売上はどうなっている?」
「利益はどうなっている?」
「利益率の高いサービスだけを提案しろ」
「売上の低いお客様は行かなくていい」
毎日毎秒言われ続け、数字を追わざるを得なくなっていた。
環境は恐ろしい。
本書の中でこんなことも書いてあった。
「会社の使命は短期決算,短期利益ではない。それは手段だ。」
「会社の使命は仲間の幸せの追求にある。」
「会社には仲間の幸せと面倒を一生見る責任がある。」
ここ最近の自分の仕事ぶりは、家族に誇りと自慢ができる仕事だっただろうか?
少なくとも、今回過労で休職することになった時、両親を悲しませてしまった。
もう二度と自分のようなオーバーワークによる適応障害で辛く悲しい思いをする人を出してはならない。
オーバーワークによる適応障害は、自分で最後にしよう。
- 何に幸せを感じるか?
- 生きてて一番大切なことは何か
社会復帰したら、自分にも仲間にも、上記を意識して、最優先して励んでいこう。
それを守れるように生きていこう。
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