兄弟との会話

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から117日目)

今日は兄弟と会う日だ。
休職してから月1回ペースで会うようになった。
心配してくれているようだ。
こうやって気にかけてくれる人がいるってのは、幸せ者だなって思う。

お互いの近況を話す。
いろいろ悩みがあるんだなって勉強になる。

こうやって信頼できる多種多様な人々に会うことは、本当に大切だなって思う。
なぜなら、視野が広がるからだ。

自分の世界観とは、全く違う世界が広がってて、多種多様な視野があるんだなって学びになる。

お土産を持って伺う

月1回会う時には、僕が兄弟の最寄り駅まで伺う。
兄弟はいつも「中間地点で会おうよ」と言ってくれる。
でも僕が断った。
兄弟は忙しいし、僕は普段なら行かないところなので、ついでにサウナや料理店に行って楽しめる。

まずは僕の地元でスイーツを買うことにした。
会う時は必ずお土産を持っていくようにしている。
もちろん、兄弟は必ずこういってくれる。

え?そんなのいいのに。
次は何も持ってこなくていいからね。

でも僕が好きでもっていくようにしている。
なぜかって?
出来るときに、出来るうちに恩返しをし、感謝を伝えたいからだ。

兄弟は多忙な毎日を送っている。
それなのにこうやって時間を作ってくれたのだ。
それだけでも特別なことだと思わないか?

もし万が一、兄弟が「貰いすぎ」と思っていても構わない。
だって、日頃お世話になっているし、いつ迷惑をかけてしまうかわからないからだ。
もしかしたら、僕が気付いていないだけで、影ながら助けてくれていることもあるかもしれない。

やって貰うことを当たり前と思ってはいけない。
こうやって会って話せることを当たり前だと思ってはいけない。

僕が楽しみな事、嬉しいこと、幸せに感じることに対しては、
当たり前と思わず、最大限の感謝を行動に移し、相手に還元する
それが大切だと僕は信じている

兄弟の悩み

兄弟は結婚し、子供がいる。
話をすると、だいたいは子育ての悩みになる。
僕は独身だから、全く体験のない話を聞くことができるので、凄く勉強になる。

どうやら親の言うことを聞いてくれないこと、勉強しないことが目下の悩みらしい。
もっと複雑で複数の問題が絡み合っているが、要点だけを抽出するとこれだろう。

僕は全力で考える。
自分の幼少期を思い出す。
僕の場合、子供のときの進路に後悔はない。
なぜなら、親にこう言われたからだ。

あんたが望むなら習い事の〇〇をやってもいいよ。
どうしたい?
あんたが望む進路にしていいよ。
どうしたい?

親の賢い誘導はあったと思う。
でも、どんな理由であれ、最後は自分で決断してた。
ケチのつけようがない。
納得している。

一方で、勉強についてはどうだっただろうか?
子供のころを考えると、好きな教科と嫌いな教科が真っ二つに分かれていた。

例えば英語は嫌いだった。
英単語や英熟語、文法の暗記ばかりで、「何が面白いの?」と思っていた。
一方、理科は大好きだった。
物質が変化する現象や、その理屈が非常に面白かったのだ。

そう考えると、「なんのために?」っていうことが非常に重要だったと思う。
僕にとっては理科は「面白いから」という理由がちゃんとあった。
そしてそれが当時の僕の価値観に沿っていたのだと思う。
一方、英語は暗記ばかりだし、外国人と話したいといった価値観もなかったから、
やる必要のないものだったのだろう。

それらを兄弟に伝えた。

なるほど~。
たしかに私も子供のころそうだったわ。
言われると納得だわ。
その視点は無かった。

兄弟は「親」という立場で忙しいから、こういった視点がなかったようだ。
いや、思い出したわけだから、本来はあったのに、抜けていたんだと思う。

お互いに有意義な時間を過ごして別れた。
なぜ有意義だったかって?
お互い異なる立場、境遇から話を擦り合わせることができるからだ。
その結果、普段日常を過ごしているだけでは得られない視点や思考を知ることができる。
これが重要なんだと思う。

休職している今、ちゃんと休息を取ろうと思う。
活動し過ぎないように、活動量を抑えて過ごしたいと思う。
でも、ちゃんと休息を取れたうえで、残りの時間で多種多様な信頼できる人々に会いたい。
そうやって繋がりを強くし、広い視野と違う思考を育んで、人として成長していきたいと思う。

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