友人の出世

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から286日目)

休職してもうすぐ10ヶ月になろうとしている。
自分ひとりでいる時間だと、これは必要な期間だったと思える。
立ち止まる時間もときには必要だと思うことができる。
しかし、周りに人がいるときは、どうしてもネガティブに思ってしまう時もある。

友人から吉報があった。
まだ確定ではないが、ほぼ昇進昇給への道が見えてきたような感じだった。
その友人は謙虚なのか不満を持っていなさそうだったが、
第三者から見ると損をしているというか勿体なく感じたので、
その吉報は素直に嬉しかった。

でもその一方で、もうひとりの嫌な自分がいる。
素直に喜びきれない自分だ。

僕はいったい何してるんだろう・・・

立ち止まってしまったことを敗北と感じてしまう自分が出てくる。
きっと解決方法は無い。
この思いと上手に付き合っていくのが良いんだろう。
だってそう思っているのも自分だから。

でも素直に友人の吉報を嬉しく思っているのも僕だ。
他人の幸せを喜び願える自分もたしかにいる。
それだけで充分じゃないか。
ネガティブな自分がいたっていい。
少しでも、ひとかけらだけでも理想に近い自分が混在していれば、それでいいじゃないか。
それでいい。

大都会で待ち合わせ

友人Cから連絡があった。
「幹部職研修を都会で泊まり込みで受けることになった」
ただそれだけの内容だったのに、僕は勘違いをしていたのかもしれない。

お疲れ!
〇月△日ならそっちまで行けるよ。
夜飯でも行く?

友人Cはそんなつもりなくツイートしたのかもしれない。
でも承諾され、一緒に飯を食うことになった。

そのエリアは大都会で、電車で約1時間以内に着く。
夜に最寄り駅に着き徒歩で移動すると、通りすがる人々は僕には輝いて見えた。
超大手優良企業の正社員様たちなんだろうな。
普通に歩いていただけなのに、「日本を支えているのは俺たちだ」オーラを勝手に感じる。

そんな大都会の駅直結の高層ホテルに友人Cは長期宿泊で研修を受けるらしい。
その気になれば電車で1時間で来れる場所だ。
それなのに会社は高層ホテル宿泊代を負担してくれるらしい。
それだけ将来の幹部職として期待されていることを感じ取れる。

待ち合わせで会った友人はキッチリしたスーツ姿でキマッており、
自信に満ちているように感じた。

ネガティブに考えてしまう

話を聞いていると、僕目線では今までより遥かに好待遇になりそうな感じに聞こえた。
今まで仕事を真面目に取り組んできたことは知っている。
それが報われたんだなと思うと僕は嬉しい。
本人は面倒だと嫌がっているが。

一方で嫌な自分が顔を出す。
友人Cはただ話をしているだけだ。
それなのに、僕は輝かしい友人Cと比べ、今の自分はなんてみすぼらしいんだと暗くなる。
僕だって死ぬ気で仕事に取り組んできたのに、
休職して収入が減って、なんで。。。

友人Cと会う時は、決まって友人A・友人Bと4人で会う。
ただ今回は友人Aは来なかった。
家庭を持ち忙しいようだ。
仕事もプライベートも順風満帆な友人A。

そういえば気のせいか、僕がグループLINEでツイートしても、無視されている気がする。
きっと休職した僕に価値が無いと思って無関心になっているんだろう。
早くいなくなっちゃえばいいのにって思っているに違いない。
僕に存在価値なんてないんだ。

こころやさしい友人A・友人B・友人Cがそんなこと思うわけがない。
思うわけないのに、もうひとりの僕が呟き続ける。
友人A・友人B・友人Cに失礼だというのも百も承知である。
友人A・友人B・友人Cに向けて言っている言葉ではない。
そのネタを材料に自己否定をしてしまう。
自分を許せない。
自分を否定してしまう自分がどうしても出てきてしまう。
それがすごく辛い。

うまく話せなくても

大親友なはずの友人B・友人Cとうまく話せない自分がいた。
働いていた時にはリラックスできる居場所のはずだったのに、
僕はコミュニケーションの仕方を忘れてしまったらしい。

でも、コミュニケーションのやり方を忘れてしまってもいいじゃないか。
友人Cと別れた帰り道、友人Bは気兼ねなく話しかけてくれる。
うまく会話できなくても、それでいいじゃないか。

【できない自分を許してあげる】
【気が楽だと思うことをする】

カウンセラーに言われ、リワークデイケアで行動目標になっていること。
まずはここから頑張ってみよう。
そう思うと、ひとつひとつの動作を丁寧にやろうと思えてくる。
ゆっくりでいい。
嫌な自分が顔を出していてもいい。

1つずつ受け止めて、1つずつ頑張ってみよう。

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