前のめりで死にたい

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から111日目)

休職すると、復職後にまた同じことが起こるのではないかと怖くなる。
でも、それで保身に走り、自分が嫌悪する人間になるのはもっと怖い。

だから、前のめりで死にたい。
前のめりで死んでもいいように準備したい。

「背中の傷は剣士の恥だ」

僕の大好きな世界的人気漫画「ONEPIECE」で印象に残っている台詞だ。
このシーンを見て、「カッコいい」と感動した人も多いと思う。
では、なぜこの台詞で心揺さぶられるのだろうか?

僕なりに考えた答えは、
強大な敵に脅かされても信念を貫き通したから
だと思う。

自分の全力を尽くしても敵わず、確実に殺される状況。
普通に考えたら背中を向けて逃げるだろう。
でも、ここで逃げてしまったら、「あの時逃げた男」という事実は一生残り続ける。
自分を信じられなくなる。
いざという時逃げ癖が付いてしまう。
だから、例え死ぬことになっても彼は信念を守る方を選んだ。

僕もこういう生き方をしたい。
仕事での圧力やトラブルが生じても、誰かに押し付けたり逃げたりせず、
全責任を受け止め最後までやり遂げる人間でありたい。

この生き方を貫き通したら、ドクターストップがかかった。
眠れなくなり、過労と診断され、半強制的に休職となった。
振り返ると、むしろほぼ上司の責任なのに、代わりに責任を果たすことが多かった。
当社の幹部職は残念ながらこういう人が多い。

復職しても、また同じように多くの責任を背負うことになり、
会社(上司)からフォローもなく重圧に押し潰されるのではないかと怖くなる。
思えば、当社の従業員はエリートと言われる人ほど、責任の所在をハッキリさせている気がする。
少し自身が絡んでいても、他の人のミスなら責任と尻拭いは当事者が主要を担うように働きかけている。

でも、僕は出来る限り責任を負う生き方をしたい。
責任の所在で議論するのではなく、改善と対策に時間を使いたい。
そのためにも、積極的に責任を請け負って、みんなで前向きに改善していきたい。
責任の所在で憎しみ合うのではなく、責任を背負うことで感謝し合いたい。

キレイゴト。
このキレイゴトを大切に守っていきたい。
同じ苦しみを味わうことになろうとも、貫き通したい。
今、休職しても慕ってくれる人たちがいる。
保身で生き残っても、信念と慕ってくれ人たちの中の僕は死んでしまうと思うから。

なぜ保身に走るのか?

よく仕事仲間とこんな話をする

ウチの幹部職は責任逃ればっかだよな

なぜ悪いイメージしか生まないのに保身に走るのだろう?
いろんな理由が考えられると思う。
例えば、「楽だから」という理由だ。

サラリーマンの場合、極論何もしなくても毎月給与が振り込まれる。
雇用されている限り、収入が安定しているので、楽が出来るに越したことはないのだ。
ただこの考え方は短期的に考えすぎでもある。
楽をすると、他者からの信用は築けず、スキルアップの機会も得られないからだ。
もし10年後に経営危機が訪れた時、20代と同じスキルだったなら、
新技術など学ぶ吸収性と柔軟性があり将来性がある20代の方が生き残り、他はリストラされるだろう。

その他に思いつく理由は「生活が懸かっているから」だと思う。
収入源が「会社からの給与」だけだと、クビになったら路頭に迷うことになる。
自分だけならともかく、家族がいたら必死に守りたくなるだろう。
だから、生き残るために会社にしがみ付く
会社にしがみ付くためにはリスクは排除したい。
会社に残れなくなるリスク軽減のために保身に走るのだと思う。

自分の信念を貫き通した結果、働けなくなったら、本当に野垂れ死ぬ可能性がある。
そう思うと保身に走らざるを得なくなる。
自分の信念を貫き通した生き方をするためにも、収入源を複数用意する必要があると思った。

休職中の目標

今までやってきたことは間違っていなかったと思いたい。
仲間には支持されていると思うし。
会社(上司)には自分の意見を伝え続け、それでも圧力やトラブルから逃げなかった。
誰かを犠牲にせず自分の身一つで戦い続けた。

復職しても戦い続けたい。
誰も犠牲にせず責任を全うしたい。
でも、生活が懸かっていたら保身に走ってしまうかもしれない。

だからこそ、今のうちに準備したいと思う。
ブログを通じて副収入を考える。
投資をする。
こうやって会社給与以外の収入源を考えていく
会社(上司)に生殺与奪を握られないように。

「自分の身近な人々を幸せにしたい」
「自分の身近な人々に誠実でいたい」
「自分の身近な人々に感謝していきたい」
善因善果

この信念を貫き通す為に、自分らしくあるために、
これからも前のめりで全力を尽くし、前のめりで死にたい
それでも幸せになれるように、会社以外の生き方も準備していこうと思う

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