休職したからこそ語らえる

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から213日目)

休職して約7ヶ月が経った。
もともとは3ヶ月の休職推奨だったのに。
主治医やカウンセラーに診て貰うにつれ、思った以上に重症って感じになった。
復職は無期延期になり、何もせずに静養するように厳命された気分だ。
軽躁病ってそんなに重いのかな。

何もかも失った気持ちだった。
あれだけ人生すべてを掛けて取り組んできた仕事だが、
恐らく築き上げてきた立場は消えてしまうだろう。
あれだけ頼ってきて相談してきた社員たちは、あれから全く連絡ない。
ビジネスって、そんなもんなんだろう。

でも、失ってばかりじゃない。
休職したからこそ、できることもある。
ひとつは旅行。
やりたいけど、時間が無くて諦めていたことを、たくさん行動してきた。
だからこそ軽躁病って言われたんだろうけど。

そして、友人との交流。
今まで仕事で忙しくて会えていなかった友人たちと会えている。
もっと重要なのは、会っている間の時間は友人のことに集中できていること。
今振り返ると、休職前は忙し過ぎて、仕事が気になり過ぎて、
友人と会っていても、意識は仕事に逸れて、今に集中できていなかった気がする。

仕事は定年迎えれば終わってしまう。
でも、人との付き合いは死ぬまで永遠だと僕は信じている。
だから、休職して時間が出来た今だからこそ、
大切な家族や友人との絆を深める絶好のチャンスだと思っている。

与えることにフォーカスする

友人や家族との絆を深める際に、
いや日頃の付き合いから、「与えること」だけに意識を向けることを大切にしたい。
なぜなら、気付かぬうちに助けて貰っていることが多そうだから。

休職前は忙し過ぎて、友人と会っていても気がそれていたと思う。
それはきっと友人も勘付いていたのではないだろうか?
それでも友人はそれを注意することも無く付き合い続けてくれて、
むしろ僕のことを心配してくれていた。
それだけでも、友人から僕は「貰い続けていた」って思うんだ。

もしかしたら友人はそんなこと思っていないのかもしれない。
でも僕は勝手にそう思って感謝したい。
そして、それに見合うように、友人に恩を返す気持ちで、
「与える」ことを意識していきたい。

信用って貯金だと良く例えを聞く。
不義理を続けると貯金が減っていき、借金になり、やがて関係が潰える。
逆に与え続ければ貯金は増え続け、相手も良くしてくれる。
僕は与え続けたい。
相手に大切にして貰っていると感じるから。
相手を大切にしたいから。

視野が広がる

友人との関係を深めるにつれ、視野が広がることも嬉しい。
小さなことだけど、今回そう思う事例があった。

あまり会えていなかった友人から、休職してから会えている。
今回は焼肉行こうと誘われた。
友人がお店予約してくれた。
普段僕が行かない焼肉チェーンだった。

食べてみると美味しい。
均等にカットされた綺麗なお肉が運ばれてくるイメージ。
僕が通っている焼肉屋は塊肉で運ばれるイメージ。
同じ焼肉店でも、違うもんで、今回のお店は有名店でお店も綺麗だ。

よくよく考えると、僕はいつも同じ焼肉チェーンしか行かない。
そこがお気に入りだからだ。
だから、その焼肉チェーンの情報しかほぼ無い。
こうやって考えると、自分ひとりではルーティンみたいなものが決まってしまい、
限られた知見しか得られない。

友人と会うことで、友人の知見を垣間見ることができる。
そこで自分の視野が広がる感じがする。
他人と関わると大変なことも多いけど。
悩みの多くは人間関係が主だけど。
それでも、他人と関わることで、自分の視野が広がり、
人として成長できている感じがする。

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