休職も復職も怖い

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から325日目)

今日は通院日。
リワークデイケアには週3日と高頻度で通っているが、
通院は月1回ペースなので久しぶりな感じがする。

今日成さねばばならないのは3つ。
・診断書の更新
・GLTD保険用書式の診断書記入依頼
・傷病手当金申請書の受け取り。
あとは近況報告して、今後どうしていくか話し合って終わりかな。

ちなみにGLTD保険とは「団体長期障害所得補償保険」のことで、
ケガや病気で働けなくなった従業員の収入ダウンを長期にわたり補償する保険のことだ。
会社で加入していたので、今回支給されるらしい。
そのためにいくつか書類提出が必要で、そのうちの1枚が医師記入の診断書。
書式が指定されているので、その記入を依頼しなきゃいけない。

ひと通り目的は達成できた。
しかし、予想外の診断に正直ショックがあった。
あえてその後カフェで深く強く反すうし、
自分が今どう思っているのか自問自答することにした。

想定より長い休職延長判断

主治医に「最近どうですか?」と聞かれ、近況報告をした。
リワークデイケアに通うのが楽しめていること。
行動活性化療法や認知療法を学び、勉強になっていること。

驚いたのが、主治医は行動活性化療法を知らなかった。
同じ「精神疾患を診る人」でも、心理士と医師で全く違うものなのかもしれない。

では診断書を更新しますね。
追加で3ヶ月延長しましょう。

その診断結果に驚いた。
なぜなら、リワークプログラムは2か月後に終わるからだ。
だから3ヶ月後は復職するつもりでいた。

リワークプログラムが終わったら、もうデイケアには通えなくなるのですか?

驚いて自分の思いを伝えたら、こう質問された。
リワークプログラムが終わっても、フォローアップ研修はある。
復職するまで、一般デイケア(復職目的ではないデイケア)に通うことはできるし、
職員からもそれを推奨される。

サトウサンは復職したいのですか?

この質問に対しては、正直分からない。
今さら急いで復職したいとは思っていない。
もはや会社としては僕が居ても居なくても変わらない。
ただ、リワークプログラムが終わったら復職するもんだと思っていただけだ。

別にリワークプログラムが終わったら復職しなきゃいけないわけではないんですよ?

プログラムが終わったら急いで戻る必要もないんです。
だから、とりあえずは余裕を持って、
リワークプログラム期間+1ヶ月、追加で休みましょう。

そう言われて僕は正直ショックが大きかった。
そしてショックを受けている自分にも驚いていた。

僕はどうしたいのだろう?
僕はなんでショックを受けているのだろう?
僕は何を思い悩み感じているのだろう?

少し立ち止まって考えてみたいと思った。

思い出される過去のトラウマ

とりあえずカフェに入って考えることにした。
当然、考えはまとまらない。
ショックという感情だけが纏まりもなく飛び散らかっている。

これでは正確な思考は無理だ。
だからまずはバチバチと思い浮かんでは消えていく感情を掴んでみよう。
フラッシュのような感情を一時停止ボタンのように止めてみると、
纏まりなく飛び散らかっている感情はすべて過去のトラウマだった。

ちょっとした行き違いで購買部を怒らせてしまい、
それまで無関心だった購買部長が急に話に入ってきて、
一方的に僕を罵倒し続けたこと。

キミを昇格させたのは会社として間違いだったな。

購買部長に言われたこの言葉が頭から離れない。
思い出すと胸がズキズキ,ジュクジュク痛む。
次に浮かび上がってきたココロ?過去?の画像はプロジェクトリーダーの仕事。

そのプロジェクトでは営業課長がメンバーに入っており、僕がリーダーだった。
でも、組織図的には営業課長が僕の上司だった。
営業部長が決めたプロジェクト構成だったが、今思えば既に破綻している。
プロジェクト達成のため営業課長に仕事を依頼するが、

出来ない。

知らん。

分からん。

それしか営業課長は言わなかった。
あとは沈黙を貫かれた。
それを指示する人事権限は僕にはない。
だから営業部長に、プロジェクト達成のために営業課長に従って貰うための人事権をお願いした。

そんなのできるわけねぇだろ!
そんなのはなぁ、話し合いでなんとかするもんなんだよ。
それがお前の仕事だろうが!

営業部長には聞き入れて貰えなかった。
その後、営業課長担当分は未達成。
それを見て他メンバーも達成意欲が持てなかったと思う。
そしては僕は「なぜできないんだ」と営業部長や外部顧問に叩かれる日々が続いた。
今思い出しても、気持ち悪くなってくる。

そうか、僕は復職するのが怖いんだ。

ここでふと気付いた。
僕は怖かったんだ。
また同じようなトラウマを経験するんじゃないかって。
無意識にココロが恐怖で震えていたんだ。

休職も怖い

じゃあ主治医から3ヶ月休職延長してもらって良かったじゃないか。
なぜ僕はショックを受けているんだ?
すると、またココロに感情の声?文字?が浮かんできた。

このまま休み続けたら、僕はどうなってしまうのだろう?
貯金も着実に減ってきている。
このままで大丈夫なんだろうか?

そうか、僕は休職し続けることも怖いんだ。
このままズルズル行って生活が破綻するのではないかという不透明な不安。
社会に自立できなくなるのではないかという不確実な不安。
これ以上休職し続けても幸せになれない気がする恐怖を感じているんだ。

復職してもトラウマによる恐怖心。
休職しても不透明で不確実な恐怖心。
どっちも怖くて選べないから、漫然とショックを受けているんだ。

たしかなこと

でも、それとは別にココロに浮かんできた思いもある。

精神疾患の方が幸せに暮らせる社会を創出したい。

企業という組織体。
学校や公務員などもそうだ。
資本主義のもとにある組織体は、こころ優しい人が弱者になる面がたしかにあると思う。
本当なら『いじめる側』が大きな問題を抱えているはずなのに健常者と言われ、
何も問題のない心優しい『いじめられる側』が精神疾患と言われる側面が確かにある。

そんな『精神疾患』と言われる心優しい人々こそが幸せに暮らせる社会に変えていきたい。
それはデイケアのような限られた場所だけでなく、
既存企業の中から広く広く変わっていってほしい。
いや、微力でも変えていきたい。

その気持ちはたしかにある。
加害者側がメンタル更生ケアを受け、被害者側が幸せに暮らせる社会。
その実現を夢と希望として持ちながら、
復職と休職の恐怖を受け止めて、
デイケアやカウンセラーと相談して、少しずつ自分なりの答えを見つけていきたいと思う。

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