休職10ヶ月目の過ごし方

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から301日目)

『あれ』から約10ヶ月。
先月からリワークデイケアに通い始めた。
(リワークデイケアについてはコチラをご覧ください。)
おかげで2ヶ月目に入り、すでに環境には慣れてきた。
これも良い人々に恵まれたからだと思う。

2ヶ月目も変わらず週3日通うことになっている。
しかし、『まずは通うことに慣れる』段階は終了し、いよいよ本プログラムに参加。

1ヶ月目より課題が増えて慌ただしい日々を送っている。
でも、一方で学びも多く充実した日々でもある。

行動記録表がパワーアップ

本プログラムに入ってから、行動記録表がより一層細かくなった。
上記表がモデル。
今までは気分を〇×で書き、行動内容を書くだけだった。
本プログラムからは、その時思った事など何でもいいからコメントを記入。
そして重要度と気分を1~10段階で評価するように。
1時間毎に書くので、小まめに書かないと思い出せず、時間がかかる。

さらには睡眠時間や食事,服薬についても記録を書くように。
熟睡だけでなく、ウトウト、眠らず床に就いてるだけ、起きているの4段階を色別で記録。
これによってココロとカラダ双方の健康状態を記録しチェックできるようになる。

これ1週間に1回提出から、毎日、1日毎に提出する。
だから課題をやるのに時間がかかるが、その分職員も毎日コメントをくれる。
まるで交換日記だ。
おかげで第三者目線、プロ目線でも評価してくれ、より一層自己理解と学習に繋がる。
職員さんも人数分毎日コメントって大変だろうに、沢山コメント書いてくれて感謝。
ほんと、良い施設に恵まれた。

リワークだけのプログラム開始

1ヶ月目はどちらかというと一般デイケア合同のプログラムが殆どだった。
一般デイケアとは復職を目的としないデイケア。
精神疾患の治療の一環ではあるが、
復職以外の理由で施設に通っている方々と一緒のプログラムが殆どだった。

それが、2ヶ月目に入ってからリワーク限定のプログラムに参加する頻度が多くなった。
例えば、「仕事でモチベーションを感じる時」をリストに挙げる。
それを自発的要因か外的要因かグループ分けする。
その内容をグループディスカッションするというプログラムだ。

より一層仕事のこと、働いていた時のことを思い出すテーマが増えた感じ。
だから、まだココロが癒えていない人には辛い時もある。
そういう理由で、1ヶ月目には除外されていたのだろう。
よくできているなと思う。

認知療法

新たに認知療法も始まった。
認知療法とは偏った考え方(認知)を修正することで、症状の改善を図る心理療法。
自分の身に起きたことを主観ではなく客観的に見ることを試みる手法だ。

まだこのプログラムは受け始めたばかり。
しかもこのプログラムだけは同じ入所時期の人と組んで行う。
だから2ヶ月目の僕は同じ2ヶ月目の人たちとプログラムを受けていく。

面白いのは、例えば1枚の写真を見せられて、どう見えるかを紙に書く。
その内容をグループディスカッションする。
すると、見え方が人によって全然違う。
ある人は上司から叱責を受けているというし、
ある人は捜査の打ち合わせ中という。

次に同じ1枚の写真から事実だけを書きだすように言われる。
そしてグループディスカッションする。
ここでも面白い。
ある人は男性と書いているのだが、後ろ姿だから男性と断定はできないとか意見が出るのだ。
限りなく男性といえるが、事実と断定できない。
こういうところでも、事実と主観のズレを感じられる。

これからこういう見え方と捉え方の学びを深めていくのだろう。
楽しみでもある。

自分の目標が見えてくる

こうやっていくと少しずつ自分の目標が見えてくる。
僕の場合は以下だ。

  • 寝ることを最優先
  • ゆっくり動く
  • 気楽に思う
  • 何もせずのんびり過ごす

心身の健康的な生活を送る。
まずこれが僕の課題であり目標。
それが自分なりに納得できてきた。

前にカウンセラーに言われた。
「もっと自分を大事にしてください。」
あの時は言語として分かったけど、今その意味が少しだけ読めた気がする。
大丈夫。少しずつ前に進めている。
引き続きリワークデイケアで学んでいきたいと思う。

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