先人著作から学ぶ

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から256日目)
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休職中に読書でいろいろ学ぼうと考えた。
働いている時は忙しさを理由に読書を疎かにしていたため、
最初のうちは積まれた本を読み漁った。
次に読みたいと思ってリスト化していた本を次々購入して読み漁った。

しかし、徐々にそういったストック?読みたいと思っていた本リストは減っていく。
そうした時には、読んでいる本のなかで紹介された方の著書や、
本のなかで紹介された著書をリストに加え、試しに読んでみるようにした。

今回拝読させて頂いたのは、

【中古】 中坊公平の「人間力」/中坊公平(著者),佐高信(著者)

森永ヒ素ミルク中毒事件などを手掛けた弁護士さんだ。
今まで読んできた本のなかで中坊さんの考え方を参考にしたって記述があり、
それで読んでみたいと思った。
今回はそんな本書の読書感想文。

足元をきちんとしておく


【中古】 中坊公平の「人間力」/中坊公平(著者),佐高信(著者)

本書では中坊さんの持論が展開されている。
そのなかで参考になった1つに、「足元を固める」ということ。
中坊さんは日弁連の会長を歴任されたが、
そのことについての持論。

個々の事件ならば頭も下げますが、
自分が弁護士会全体を率いて立つことになれば、
アタマを下げることはできない、
喧嘩してもやむを得ずと考えていました。

会長就任時に「言うべきことを述べたために、裁判所から個々の事件についてその報復をうけることがあれば弁護士を辞めよう」と決意した。

私は旅館の経営もやっていますから弁護士を辞めても飯は食える。

引用:中坊公平の「人間力」

その後も持論が続きます。
これらの内容を読んで感じたのは、
出世や組織を担う立場になったら覚悟を決める必要があるということ。
覚悟を決めるためには生活基盤を確立させる必要があるということだ。

出世をしたら裕福になりラクになるのではない。
出世をしたからこそ、組織全員への責任が伴う。
全員を幸せに近付ける責務が伴う。
リスクが伴う。
そのために逃げずに戦うためには、
足元をきちんとすることが大切。
リーダーこそ自分を律する厳しさが必要。

ルールの見直し方


【中古】 中坊公平の「人間力」/中坊公平(著者),佐高信(著者)

本書を読んでいると、ひとつひとつの言葉や定義に対し、深掘りされている印象がある。
例えば中坊さんは「法律とはなにか?」と自問自答されている。
本書を読み通すと、
「法律とは道具であり、客観的な物差し」という持論に繋がっているように思う。
法律が目的ではなく、法律を使って人々が幸せになることを説いていると勝手に思っている。

ルールができて、そのルールが適用されるなかで、
そのルールを活かしていくかどうかが検証されていきます。
吟味は必要です。

ルールについての持論もある。
これを読んで思ったのは、会社でも学校でも、
組織に属したら、
その組織のルールを一定期間で見直しが必要だということ。
でも強者が一方的に都合よく改悪するのはダメ。
多くの目が行き届いたうえでの見直しが必要。

そう考えると、会社でいえば、労働組合は独立組織としてあるべきなんだろう。
なぜなら、従業員は組織内で弱者的立場であり、
ルールをより良く変えようと思う時に必須な視点だと思うから。

理念と納得


【中古】 中坊公平の「人間力」/中坊公平(著者),佐高信(著者)

中坊さんは断言されている。

正直言って、私自身ずいぶん事件を手掛けてきましたが、
どんな闘いといえども最終的に勝つのは倫理のある方です。

引用:中坊公平の「人間力」

何事も、まず理念を定め、あくまでそれに向かって進んでいく方法が成功するという。
最悪、目的が果たせなくても関係者は納得してくれると。

そう考えると、結果がすべてではない。
必要なのは目的に至る道順なのだと教えられる。
人としてあるべき姿。道理。筋。

人間味があるってこういうことなんだろうなぁ。
情に厚いってこういうことなんだろうなぁ。
理念・倫理・みんなの納得。
これらを大切にしていきたい。

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