ハビリテーションという考え方

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から385日目)

今日の気分:6/10
焦燥感:普通
疲労感:普通
抑うつ感:普通
自責感:普通
イライラ感:好調

今日の充実度(重要度):8/10
リハビリテーションという言葉がある。
病気や怪我などで機能が低下した状態から、元の状態への回復を目指すことだ。
Re-habilitationと書く。
「ハビリテーションを再び」という意味だ。

ではハビリテーション(Habilitation)とは何か?
病気や怪我などで機能が低下した状態から、
元に戻るのではなく、新たに適した状態になること。

僕はこの言葉をプログラムで習い、良い言葉だなぁって思った。
リハビリというと、「本当にもとに戻れるの?」と思うことがある。
もしくは「もとに戻るのがいいのか?」と思うことがある。

オーバーワークによる適応障害。
休職したことで、きっともうあの時の立場は無くなった。
他の誰かが代わりを務め、僕の居場所なんてもうないだろう。
もとに戻れるとは思えない。
それに過労で倒れ、あの状態に戻ることが良いとは思えない。
もうあの頃のようなツライ思いをするのは耐えられない。

休職して、静養して、デイケアに通って。
どこに向かえばいいんだろう?
何を目指せばいいのだろう?
そう考えた時に、「もとに戻る」のではなく、
休職してデイケアで学んで、新たに望む方向へ進んでいく。
こう考えると、成長して進化したみたいで良くないか?
リハビリではなく、ハビリテーションする。
この考え方が良いと思う。

周りに任せようという変化

今日は朝から焦燥感。
今までなら「どうにかしなきゃ!」って抑え込もうとしてた。
でも今では、「いつも通り焦ってる」と思い、
「焦ってるんだねぇ」と受け止めるようになった。
そして、焦りながらも段々落ち着くように。
焦燥感が同居しながらリラックスする感覚を持てるようになった。

グループディスカッションのプログラム。
仲間の話を聞き逃したり、言葉が出てこなくてテンパることもあった。
今までなら「なんとかしなきゃ!」ってテンパっていた。
でも今は、「周りに任せよう」と思え、気楽に過ごせるようになった。

自分らしく自然体に

仲間のひとりがグループディスカッションの課題で悩んでいるように思えた。
どうやら理解に困っているようだ。
情報整理に苦戦しているらしい。

その場でみんなに許可を取り、その方の話を板書して、
その場で情報を箇条書きと図にして整理してみた。

今までなら出しゃばり過ぎかなと控えていたと思う。
でも、相手に対し少しフランクに話しても、
きっと相手や周りが何とかしてくれると今回は思えた。

休職して静養しデイケアで学び、
自分を見つめ直してきたからこそ、焦りながらもリラックスするという、
新しい自分を見つけることができた。
自分ですべて何とかしようとするのではなく、
周りに委ねようという姿勢を持てるようになった。

休職したからこそ、元に戻るのではなく、
より善い新たな自分になれる。

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