20XX年〇月△日(休職から36日目)
休職をすると生活が一変する。
今までは仕事漬けだった。
平日に向かう先は自社か顧客だった。
今は会社にも商談にも行くことは無い。
その代わりに病院やカウンセリングを受けている。
そして、役所に行かなければいけないことも増えた。
役所なんて、何年ぶりだろう。
独り暮らしを始めた時以来じゃないだろうか?
生活が一変すると、見える景色も変わってくる。
思ったより居心地いい?
役所にあまり良いイメージはない。
混んでいるし、対応もサバサバしていてさっさと終わらせようとしているように見えてしまう。
久しぶりに行ってみると、やはり混んでいる。
僕が今回用事があるのは【障害福祉課】だ。
恐らく、適応障害やうつ病で休職した人が役所に用がある時は、
この【障害福祉課】もしくは【障害者福祉主管課】・【福祉部】になるだろう。
【障害福祉課】は役所の中でも端の方にあった。
奥に進めば進むほど人は少なくなり、【障害福祉課】はガラガラだった。
少なくとも、その日は職員以外誰もいない状況だった。
そっか、役所でも戸籍とか住民票関係は混むけど、
今回の【障害福祉課】みたいに空いている部署もあるんだな。
実際に窓口にお伺いすると、担当の方が凄く親切に教えてくれた。
とてもハートフルで思いやり溢れた対応だった。
役所ってお堅いイメージあったけど、こうやって心温かい人たちも多いんだな。
そうだよな。同じ人間だもんな。
会社だって役所だって変わらないじゃないか。
ちょっと見える景色が変わった気がした。
自立支援医療制度の手続きについて教えてもらう
自立支援医療制度については詳細はコチラをご覧ください。
先日主治医や知人から自立支援医療制度を勧められた。
どうやら医療費(診察代)が3割負担から1割負担になるらしい。
ただでさえ収入が減って医療費負担が増えている状況。
負担額が減らせるなら助かる。
でもどうやればいいのかわからない。
概要がイマイチよく分からない。
だから役所に聞きに行くことにした。
どうやら下記が必要らしい。
- 診断書2部
- 健康保険証
- マイナンバーが分かるもの
- 通院している病院の住所と名前
診断書も指定書式があるようで、その場で貰うことができた。
まずは主治医に診断書の作成を依頼しなきゃ始まらないな。
この後すぐに病院に行って作成依頼をしよう。
ダンドリが見えてきた。
リワークデイケア施設を聞く
次にダメ元でリワークデイケア施設って同市区町村内にどこにあるか聞いてみた。
病院の窓口で、もしかしたら役所で把握しているかもしれないと聞いたからだ。
すると意外なことに小冊子を手渡してくれた。
タイトルは『医療・福祉相談窓口の紹介』で、
なかを開くと医療デイケアや精神科クリニックが一覧でまとめられていた。
有難いことに、管轄区域外でも近ければ掲載してくれている。
ここを中心に探せば近所のリワークデイケア施設で良いところが見つかるかもしれない。
それにしても、よく政治家や官僚、公務員って悪く言われるけど、
市区町村の公務員って住民のために一生懸命仕事しているんだなぁ。
手に持っている小冊子を見ても、その思いやりと真面目さが伝わってくる。
「いつも市区町村民のために、頑張ってくれてありがとうございます。」
ココロの中で御礼を述べながら、役所をあとにした。
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