「頑張り過ぎ病」の治療法

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から71日目)

休職して2ヶ月以上経過した。
初診で「3ヶ月の休職推奨」と言われた。
その後、リワークデイケア※に通うため1か月延長となったが、
いずれにせよ休職期間は残り少なくなってきた。
(※リワークデイケアについてはコチラをご覧ください。)

しかし、先週事態は急変する。
そのリワークデイケア施設から不合格通知が届いたのだ。
不合格理由は主治医宛てに手紙するということで主治医に理由を聞くと、

躁病ということみたいです。
いわゆる「頑張り過ぎ病」って判断されたみたいですね。

どうやら「頑張り過ぎ病」で充分に休めておらず、
リワークプログラムには時期尚早と判断されたらしい。

とりあえず1週間、
ダラダラとゆっくりした時間を
過ごして下さい。

週2~3日は何もしない日を過ごして下さい

今日その1週間が経過する。
これからどうなるのだろうか。
スケジュールが大幅に狂ってしまったので、早く計画の軌道修正しなければ。

何もしない週間を過ごして

今日は約1週間ぶりの診察日だ。
本来は2週間毎の診察だが、主治医が気を遣って今回は1週間後に時間を頂いた。

もともとはリワークデイケアに通い、社会復帰を目指す予定だった。
それが「頑張り過ぎ病」と言われ、1週間何もせずダラダラとゆっくりした時間を過ごすことになった。

実際にやってみると、意外と幸せな時間を過ごせた。
今まではこう考えていた。

会社のみんなと違って、仕事を休んでいる。
もう、みんなと同じように「時間が無くて出来ない」は言えない。
今のうちにやりたいことをやらなくちゃ。

それが医者から「何もせずゆっくり過ごせ」とドクターストップがかかったから、
休むより致し方ない。
ある意味、人にも自分にも良い言い訳ができた。

すると、今まで避けてきた無駄な時間を過ごすことで、
ココロが落ち着きゆっくり休むことができた。

なんかいま、幸せかも。
無駄な時間って必要だったのかもなぁ。

職場では当たり前だと思っていた時間の使い方。
周りの仲間たちと同じように過ごしてきたけど、
もしかしたら生き急いでいたのかもしれない。
1週間良い経験が出来たのかもしれない。

主治医からの予想外の診断

サトウサン、こんにちは。
1週間過ごしてどうでしたか?

予想外に幸せだったこと。
ゆっくり休めたこと。
良い経験が出来たことを伝えた。

お?いいですね。
ではまた2週間、同じように過ごしましょうか。

予想外の回答だった。
リワークデイケアのことは全く触れられず、
引き続き「何もしない日々」を過ごすことになった。
さらには今回は具体的な指示もあった。

  • 週2-3日は予定を入れず何もしない日を過ごす。
  • その他の日も予定は1日1件までに留める。
  • 予定の定義は遠出すること、または人と会うこととする

僕は思わず質問する。

分かりました。
それで、その後は社会復帰に向けてどのように過ごせばいいですか?

すると、主治医が少し表情険しく告げた。

サトウサン。
とりあえず、いまは先のことは考えないで下さい。

何もせずダラダラのんびり過ごす。
何も考えないで2週間過ごしましょう。

それ以上有無を言わせない感じだった。
結局それで診察は終了。

「頑張り過ぎ病」には、何も考えず何もしない日々を過ごしていくしかないのかもしれない。
ただ、時間が解決してくれるということなのだろうか。

これから先どうなるのだろう。
会社に未だ僕の居場所は残っているのだろうか。
本当に社会復帰できるのだろうか。
不安に思いながら、家路についた。

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