復職保留②

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から431日目)

今日の気分:7/10
焦燥感:普通
疲労感:好調
抑うつ感:好調
自責感:普通
イライラ感:普通

今日の充実度(重要度):6/10
今日は休養日にした。
ここ最近、忙しなく過ごしてきたので、あえて何も予定入れずに家でのんびり過ごした。
こういう過ごし方って大事なんだなぁ。
おかげで溜まっていた掃除や家事もやろうと思って終わったし、
ブログ更新や勉強も進んだ。
あと、こういう時に大事なのは、スモールステップの意識だよなぁ。
掃除や家事もやろう!って思えたのは、完璧を考えなかったから。
「まずは気になるホコリだけ掃除機で吸い取ろう」とか、
「とりあえず散らばった書類を一か所にまとめよう」とか、
そんなほんの少しの目標で取り組むと、意外と手を付け始められる。
そして意外とそれ以上手が進み、結構終わりまでやり切れる。
スモールステップでハードルを低くするの大事だよなぁ。

そんな感じの一日だった。
今日はなので、おととい産業医面談に行ったときの話の続きを書きたいと思う。

産業医とボクだけ面談

いよいよ会社の正門をくぐり、建物の中へ。
そして保健室に入る。

あぁ~!久しぶりです。

いらっしゃったのは保健医さんと産業医さんの2名だけ。
そして保健医は受付だけで、面談はボクと産業医の二人だけだった。

心療内科通院の診察と同じだ。
人事部長と人事担当も同席だと思っていたから意外だった。
でも、会社に秘匿で忖度なく診てくれるということ。
それって安心感があるよなぁ。

最近どう過ごされていますか?

色々聞かれた。
休職した一年間をどう思っているか。
リワークデイケアで何を学んだか。
就寝時間は?起床時間は?
直ぐ寝られているか、途中で起きていないか。
そもそも眠れているか。
ここ1ヶ月間は1日どうやって過ごしているか。
復職についてどんな考えがあるか。
再発防止に向けてどんな取り組みを考えているか。

リワークデイケア行って良かったですね。
凄く良く考えられていらっしゃる。
ただ、通勤ラッシュはずっと経験されていらっしゃらないみたいですね。

その通りだ。
旅行や友人と遊ぶときに電車には乗っているが、
朝の通勤ラッシュは休職してから全く経験していない。
その時間帯に電車に乗る必要がなかったから。

ちょっと朝の電車通勤だけ、慣らした方がいい気がしますよね?
不安とかありませんか?

正直に言った。
電車自体には良く乗っていたけど、早朝通勤には不安はたしかにあると。

分かりました。
他サトウサンから何かありますか?
無ければ今日はこれで面談は終わりにしたいと思います。

人事部登場

すると産業医が保健医さんに問い合わせた。
「人事部に連絡してください。」
暫くその場で待っているとノックが鳴り、3名入室してきた。
人事部長,人事担当,そして復職したら僕の上司になる課長だった。

わぁぁぁ~久しぶり!
サトウサンこんにちは。お久しぶりですね。

人事部長は先月もお会いしているが、あとは1年ぶり以上だ。
こうやって肯定的に挨拶してくれるのは有難い。
少し挨拶程度の会話を挟んでから、全員着席して、産業医の話を聞いた。

それでは結果を話します。
今回は、復職は保留と判断致しました。
理由は2つ。
1つは、起床時間を定時に合わせてあと1時間くらいは前倒しする必要があること。
もう1つは、電車通勤で体調を崩すリスクが想定されるからです。

沈黙が続く。
恐らく人事部も上司も復職OKが出ると思っていたから驚いたのだろう。

なので、2週間は朝の通勤練習をして頂きます。
復職はそれからです。
2週間後、再度面談して判断します。

それまで2週間の通勤練習期間中は、生活記録を付けて提出してください。

そして生活記録表を渡された。
奇しくもデイケアで貰っている記録書とほぼ同じフォーマットなので驚いた。

練習の目標地点は任せます。
会社でもいいですし、最寄駅でもいいです。
但し、面談日前日は、事務所内の自席まで行く練習を1回してみてください。

そうして面談は終わった。

温かな対応

保健室をあとにすると、人事部長,人事担当,上司になる先輩に正門まで案内された。
その途中、たまたま知り合いにも会う。
「変わらないな。」と笑顔。
今までと変わらない話し方で安心できた。
そして正門に着く。

もう次月の給与で交通費支給しちゃうから、
定期券購入しちゃいな!

人事担当がフレンドリーに提案してくれた。
ご厚意に感謝だ。

あと、サトウサンに会いたいって〇〇さんが言ってたから、ちょっと待ってて。

そう言って人事担当は電話し始めた。
「仕事では何度かご一緒したけど、これから改めてよろしくね。」
上司になる先輩も笑顔で挨拶してくれた。
安心する。
そうやって上司や人事部長と会話していると、奥の方から走ってくる人影があった。

わぁぁぁぁ!久しぶり~!
変わらないね!やさしそうな顔で安心した。

休職前もお世話になっていた他部署の先輩だ。
こうやって、業務で忙しいのに、わざわざ時間割いて会ってくれるなんて、
僕は恵まれているよなぁ。
まだまだ僕の会社人生、捨てたもんじゃないのかもしれない。
完全に失われたと思っていたビジネスの仲間は、未だ微かに残っているのかもしれない。
休職前の僕の人生と積み重ねは、無駄じゃなかったのかもしれない。

サトウサンはまじめだから頑張り過ぎちゃいそうだなぁ。
通勤練習は、最寄駅まででいいよ。
事務所に来る日はよろしくね。
出来る限りサポートするから。
これから一緒の部署だもんね!
一緒にがんばろう!

そう声を掛けて下さり、別れてからもずっと手を振ってくれていた。
ほんと、勿体ない温情だ。

それにしても、通勤練習かぁ。
よく分からないけど、不安と安心がごちゃ混ぜになった心模様で、
帰路に就くことにした。

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