休職最後の親友交遊

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から436日目)

今日の気分:7/10
焦燥感:好調
疲労感:不調
抑うつ感:好調
自責感:好調
イライラ感:普通

今日の充実度(重要度):8/10
休職して1年以上が経過した。
この間、僕の中ではいろいろとあった。

過剰業務と重責から解放され放心状態。
その後、お客様や社内のみんなに迷惑かけたという自責。
その自責から逃れるように旅行や家事などに没頭し、
主治医から軽躁病と言われ休職延長。
何もせず静養してくださいと言われる。
復職は3ヶ月後という話から、無期延期となった。
その後静養しながらも、虚無感に苛まれ藻掻き続けた。

それがリワークデイケアに通い、無事修了した。
主治医から復職許可が下りた。
そして今では通勤練習をしている。
ほんとうに、いろいろあったよな。

そんな長い期間、ずっと支え続けてくれた一人が友人Dだ。
休職した当日の夜も会ってくれて、励ましてくれた。
その後も時間を作ってくれて、月1回以上は会ってくれた。
何度か一緒に泊まり掛けで旅行にも行った。
友人Dがいてくれたから、今の僕がある。

そして、このまま順調に行けば、友人Dとこうやって遊べるのも最後だろう。
僕の近況は小まめに伝えていたから、相手も知っていた。
感慨深く、かげがえのない時間を楽しんだ。

スーツ姿で遊ぶ

産業医から通勤練習をするように言われている。
だから今日も友人と会う前に通勤練習をやる。
仕事着で会社近くまで行き、その後友人との待ち合わせ場所まで。

だから今日は友人と遊ぶ格好はスーツ姿だ。
スーツ姿で友人に会うのは久しぶりだ。
それこそ、休職した当日以来だ。
1年ぶりだ。

駅の改札前で待ち合わせる。
通勤練習を早朝にした分、僕の方が早く着く。
待ち合わせ場所の駅の改札前は、さすがに通勤ラッシュは終わっていたが、
それでも戦うサラリーマン風な方がチラホラ散見された。

友人が来た。
「あれ?スーツどうしたの?」
「いや、通勤練習始めたから、仕事着にしているのよ。」
「そっか、いよいよだね。」
感慨深かった。

思い出の食堂

まずは時間早いけど腹ごしらえ。
友人Dとどこで食べるか話していた。
「前も行った、あの食堂に行こうよ」
二人で意見が一致した。

この食堂に来たのも、休職してからだ。
そう思うと、友人Dとの思い出は休職してから色濃く残っている。
それまでもずっと仲良くしてきたが、それでもこの一年間は濃密だった。
それだけ友人Dがボクを支えてくれた。

サトウサンが営業部を支えている感じだったもんね。
みんながサトウサンに甘えちゃったんだよね。
だから、今度はサトウサンがゆっくり休んでいいんだよ。

前に友人Dに言われた言葉を思い出す。
この言葉にどれだけ救われたか。

前にこの食堂で食べたのは、たしか11ヶ月前くらいだ。
「あれ美味しかったよね」
「ボリュームやばかったよね」
とか思い出話が盛り上がって。
ほんと、長かったな。
いろいろ、あったな。

思い出のカフェで感謝

あとはサウナに行く予定だったけど、まだOPEN前だった。
「じゃああそこ行こうよ」
ここも11ヶ月前に行った純喫茶。
このエリアで時間潰すなら、あそこだよねって意気投合。

お店に入ってから友人が言う。
「先月行った喫茶店もココに似ているよね。」
そう言われればそうだった。
調べてみると、どうやら同じ会社が運営しているらしい。

先月行ったのは別エリアだし、店名も違う。
それでもメニュー内容や店の雰囲気から系列同じじゃね?って気付く。
それだけ、友人とは色々巡った。

ほんと、今までありがとな。
マジで感謝している。
これから会いづらくなるのは残念だよ。

僕と友人Dでは休日スケジュールが違う。
僕が休職中は友人Dに合わせられたが、今後はなかなか会いにくくなるだろう。
それが凄く寂しかった。
そして、それだけ会って支えてくれた友人Dに感謝の気持ちが止まらなかった。

何言ってるんだよ。
まだ時短勤務だろ?
オレが近くまで行くからさ、
仕事終わりに飯とサウナに行こうよ。
これからも変わらずさ。

そっか、何も変わらないんだ。
これからも友人Dとは会える。
大きく環境が変わってしまう不安があったけど、
変わらないモノもたしかにあるんだ。

休職して辛いこと、悲しいこと、たくさんあった。
でも、休職したからこそ、得られたモノ、気付けた宝物もたしかにある。
これだけは自信を持って言える。

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