なにもやる気がおきない

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から220日目)

休職して7ヶ月以上も経つのか。
もう今の生活が日常になっている。
働いていた時を鮮明に思い出せない。

そういえば、休職したばかりの頃。
休職して3ヶ月目くらいまでは、仕事仲間のことが心配になり、
いや申し訳ない気持ちになり思い悩んでいた。
初診で3ヶ月休職推奨と言われていたので、
3ヶ月間に思い残しが無いように過ごすのが僕の思考の中心だった。
3ヶ月後に復職するのは、この時は当たり前であり語るまでもない常識だった。

躁病と追加診断され復職時期未定となった今では、今さら早く戻る必要もない。
最早急いで戻ろうという気概は無くなっていた。
お金が許す限り、のんびり優雅でだらけ切った生活を送ろうと思っている。

別に何かを毎日成し遂げる必要はない。
毎日何かやりたいことが無くても良い。
思い付きでやって、思い付きで止めればいい。
毎日達成感が無くても良い。
今はそれでいい。

朝起きたのに気付けば午後

目が覚めると朝8時。
昔ならどちらかだった。
「今日は寝る日」と決めて熟睡し直す。
この時はそもそも朝起きることすらないのだが。
もしくは覚悟を決めて起き上がり、予定を順番に滞りなく遂行する。
昨日より良くなった今日にするために。
そして明日が今日より良くなるために。

でも、今は明日が改善されなくてもいい。
明日が今日と同じでもいいんだ。
いまはそれより、今日をゆっくり休もう。

寝直すまでの覚悟も無く、ダラダラゴロゴロ過ごしていると、
気付けば午後2時。
本当に生産性も何もない。
何も成し遂げていない。
でもそれでいい。
今はココロもカラダも時間をかけて休めればそれでいい。

なんとなく料理

今日はなにやろう。
本当なら前に作った「やりたいことリスト」ややるべきことを遂行すべきなのだろう。
でも、そんな気分になれない。

そういえば昨日の生肉が残ったままだな。

冷蔵保存しているが、放っておくと傷んでしまう。
とりあえず料理するか。

特に深くも考えず、キッチンに向かい、豚肉ともやしを炒め始める。
ご飯も炊いて、手軽に肉モヤシ炒めの完成。
朝食?昼食?夕食?
今日は一日一食だけだな。
とりあえず食事にする。
我ながら美味しく作れた。

何も考えず食べ、何も考えず後片付けをする。
それだけで気付けば夕方。
休職前の自分なら、「前より○○が改善された」と深く計画し試行錯誤をするが、
今は無心で料理し食べて終わり。
それでいい。
今は生きているだけで、褒めてあげよう。

なんとなく掃除を始めて直ぐやめる

あとはどうしようか。
前は気付けば夜中で、時間が全く無かったのに。
今は寝るまでに未だ数時間もある。

ふと床を見て思う。
ちょっと書類が散らばっているなと。
床の隅に重ねていた封筒類を掃除し始める。
前触れもなく思い付きで。

すこし床が見え始めた。
この調子でテレビ周りの郵便物等も片付けるのもアリかもしれない。

なんか疲れたな。

そう思うと急に前触れもなく掃除をやめることにした。
以前ならあり得なかっただろう。
区切りが良くなるように、部屋全体を掃除して完璧に綺麗にするまでやり切っただろう。

おかげで達成感はあまりない。
まだ少し汚れた箇所も残っているから。
でも、掃除機がかけにくかった場所が吸い込めるようになり、少し心地が良い。
これでいいんだ。

もしかしたら以前は完璧にやろうとし過ぎたのかもしれないな。
僕の中では本当に中途半端なところで止めて、
また明日以降の僕に任せて放置する選択肢でも許されるのかもしれない。

気の赴くままに生きていく。
すこしはそんな生き方も許されるのかもしれない。
そう感じた。

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