デイケア会

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から422日目)

今日の気分:6/10
焦燥感:不調
疲労感:不調
抑うつ感:好調
自責感:好調
イライラ感:好調

今日の充実度(重要度):7/10
今日はデイケアの仲間からこんなお誘い。
「今度みんなで飲みに行きましょうよ」
嬉しいお誘いだった。
そういうわけでみんなで居酒屋でお酒を楽しむことに。

今までも食事会をしたことはあったが、
コテコテの居酒屋での飲み会は初めてじゃないだろうか。

休職前はよく接待で飲んでいた。
お客様や会社メンバーと飲んでいた。
それが僕のコミュニティだと思っていた。

でも休職して、誰も僕には連絡してこない。
恐らく体調不良(メンタルダウン)で休職したし、
会社から連絡不可って通達も出ているみたいだから、
あえて気遣いから連絡してこない人もいるのだろう。
でも一方でソレを都合よく利用して、関係を断とうとしている人もいるかもしれない。
もう社内での影響力が無い僕には利用価値が無いだろうから。

実際のところは分からないが、会社やお客様とは約1年間ほとんど誰にも会っていない。
それは事実。
仕事で築いてきた人脈なんて、幻だったのかもしれない。

でも一方で、休職したらデイケアというコミュニティができた。
利害関係なく、その人の人柄と個性だけでお付き合いしていく。
休職前はこんなコミュニティができるとは思わなかったなぁ。

利害関係ないから、お互いに気兼ねなく会話できる。
デイケアでココロの悩みを話し合っているから、相談しやすい。
僕が求めていた幸せって、こういう関係性なのかもしれない。

個性を尊重し合う

飲み会に参加。
デイケアに通っているってこと以外はみんなバラバラだ。
僕は30代独身男性。
ある人は会社の重役を担っている。
ある人は工場現場勤務。
年代は僕が一番若い。

そういえばデイケアでは20~50代と幅広い年齢層がいる。
学生もいれば、休職中の人もいるし、仕事から離れている人もいる。
だから、共通点が少ない。
それでもコミュニティ内はいつも温かく穏やかに感じる。

それはきっと「お互いを理解し合おう」っていう風潮があるからだと思う。
グループディスカッションや雑談でも、まずは相手のことを知ろうとする。
だからしっかり話を聞く。
質問する。
否定しない。
そして理解する。

それがあるから、お互いが自分以外の世界を知ることが出来て、
自分の世界が広がっていって、自由を感じ幸せを感じる。
それが人としての成長ってことなのではないだろうか。

デイケアでのコミュニティは、会社なんかよりよっぽど多様性に溢れていると思う。

孤独と寂しさとの付き合い方

30代になると、よく出る話。
「結婚しないのか?」
ハッキリ言って、余計なお世話だと思う(笑)。
でもこの質問に着いて考えてみる。

そもそもなぜ人は結婚するのだろうか?
ひとつは子孫を残すためだろう。
全生物に遺伝子を残すこと、種族を残していくことっていうのが本能で備わっている。
そうじゃないと絶滅しちゃうからね。
人間の場合は社会を構築して、その社会(コミュニティ)に属して自由に生きるために、
法律というルールを設けたから、
むやみやたらに繁殖するのではなく、結婚という過程を踏んで子孫を残すっていうのが、
社会に認められる王道パターンなんだろう。

この理由だけだと結婚する理由は原始的で本能的なモノだけになってしまう。
じゃあ他にないだろうか?
あと思いつくのは寂しいからだろう。
人間は集団で協力し合って、知恵を出し合って、会話をしてきたから、
文明開化し、これだけ繁栄できたんだと思う。
つまり孤独では本来生きていけない。
誰かと一緒に生きていきたいから、結婚するんだろう。

休職前、僕は寂しいって感じていたんだろう。
孤独を感じていたんだろう。
それで会社で仕事を頑張り、お客様のために身を粉にして働いていたのもあると思う。
でもどうしてもビジネスでは利害関係が発生し、人間関係はどこか希薄に感じる。

デイケアでは個性を理解し合い、受け止め合う。
だから自由に自分を表現でき、安心して会話できる。
僕は独身だ。
でも休職前より、もしかしたら寂しさや孤独感は薄まったかもしれない。
デイケアに行って、肩書とかではなく自分自身で対等に付き合っていける。
こういうコミュニティがあれば、孤独や寂しさとも付き合っていけるのかもしれない。

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