慌てない、頑張り過ぎない

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から64日目)

今日は診察日だ。
いよいよ真相が明らかになる。

先日、リワークデイケアから利用不可通知が届いた。
(※リワークデイケアについてはこちらを参照)
医師面談と心理テストの結果をみてNGと判断された。
詳細な理由は主治医に郵便しているという。

心理テストの一般教養が悪かったからなのだろうか?
結論を先に言うと、「休めていない」ということだった。

どうやら無意識に慌てていたようだ。
長年頑張り過ぎてきた性分は直ぐ治るものではない。
休職して休み方について考えさせられた。

頑張り過ぎ?

早速主治医に聞いた。

治療方針として、リワークデイケアを受けるって話だったんですけど、
先日不合格通知届きました。
理由は主治医に聞けって書いてあったんですけど、なぜですかね?

すると電子データで届いていたようで、パソコン見ながら答えてくれた。

心理テストは問題ないですね。
医師面談での判断です。
躁病と判断されたようですね。

理由を詳しく聞くと、下記が理由だった。

  • 旅行に行っていた
  • 1日に数件予定を入れている
  • 出費が増えている

要するに「頑張り過ぎ病」ということだった。

「みんなと違って仕事を休んでるんだ
 もう忙しくて出来なかった

 っていう資格が無くなる。
 今のうちに

 後悔ないように行動しないと!」

この考えが仇となった。
おかげで「やりたいこと」・「やるべきこと」リストは結構こなせたけど。

休み方が分からない?

ここ数年、週6~7日働いていた。
たまにあるプライベートな時間は家事や趣味に費やした。
いかに無駄な時間を減らすか、時間単価と効率を上げるかを重視してきた。
信号の待ち時間にやることまで決めていたぐらいだ。

そのため、「休み時間」≒「自分のための活動時間」と捉えていた。
人と会う,旅に出る,家事をする,投資をする…
こういった自分に利益を生み出す時間と考えていた。

おかげで数年間で人として成長できたと思う。
出来なかったことが出来るようになったと思う。

でも、今回痛感した。
その代償として、心身傷だらけだということを。

今後の治療方針【ダラダラ過ごす】

主治医から衝撃のことを告げられた。

とりあえず1週間、
ダラダラとゆっくりした時間を
過ごして下さい。


週2~3日は何もしない日を過ごして下さい。

何もしないとは?

散歩や運動くらいならいいですけど、基本家で過ごしましょう。

もともとは、これから2~3ヶ月間リワークデイケアに通い復職を目指す方針だった。
それが事実上の白紙である。

休職してから学んだことがある。
週1日は最低でも、「何もせずダラダラ過ごす時間」が人間必要だということだ。

今まで「ダラける」ことは社会人としてNGだと思っていた。
一瞬一瞬を懸命に生きるべきと思っていた。

でも、持続可能に頑張るためにも、「ダラける」ことは必要なのだ!
一瞬一瞬を懸命に生きるためにも、
「ダラダラ過ごす」時間を作って、
全力でダラける必要があるのだ!


明日から「何もせずゆっくりした時間」を過ごすことになる。
期限は未定だ。
一寸先は闇で不安だ。
でも今は、主治医の言う通り、のんびりダラダラゆっくり過ごそう。

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