復職決定

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から446日目)

今日の気分:5/10
焦燥感:普通
疲労感:普通
抑うつ感:普通
自責感:普通
イライラ感:普通

今日の充実度(重要度):8/10
休職して約15ヶ月。
一番最初の主治医の診断では3ヶ月の休職推奨だった。
それが途中で状況が代わり、主治医から復職無期延期の診断。
仕事のことも、復職のことも、何も考えず、何もしないで、
ゆっくり静養するようにと言われた。
それからも定期的に通院するも、ずっと’’現状維持’’が続き、
二度と社会復帰できないんじゃないかとも思えてきた。

約1~2ヶ月前、主治医から復職許可が下りた。
そして今日、産業医からも復職許可が下りた。
それを聞いた人事部から、明日から復職で決定。
実際に復職が決まると、こんなにもあっけないんだなぁ。

休職中は復職未定なことに不安を覚えていた。
いまでは休職生活に慣れて、デイケアでの日々が充実していて、
復職することに違和感と不安を覚える。
でも、自分で決めたから。
このまま会社を辞めたら後悔するから続けるって。
自分の理想像は、復職という道に続いていると思うから。
だから、少し寂しいけれど、自分なりに前に進もう。

復職前の最後のデイケアだった

産業医面談は午後の予定。
午前中はいつも通りデイケアに行こう。
規則正しい生活リズムを維持するために。
それが一番の目的だったけど、いつしかココが僕にとっての居場所になっていた。

安心する。
利用価値とか関係なく、ありのままの素の自分で受け入れて貰える。
自然体で会話を楽しめて、ココロから笑顔になれる。
ほんと、デイケアという居場所に、みんなに支えられて、
僕は僕らしくていいって、思えたんだなぁ。

もしかしたら、今この瞬間が最後になるかもしれない。
復職したら毎日仕事。
今までみたいにココには来られない。
幸い、今日のプログラムは参加者が順番に言いたいことを発表する内容。
そこで、念のために僕は皆さんに伝えた。

今日このあと、産業医面談に行ってきます。
そこでOKが出たら、もしかしたら翌日から復職かもしれません。
なので、今日が最後になるかもしれないので、念のためご報告させて頂きます。
皆さんのおかげで楽しく幸せに過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

まだ確定じゃない。
産業医面談で不可だったり、人事部が様子見で復職日を先延ばしにしたら、
また明日もデイケアに来る。
そんな曖昧な感じでの挨拶。

寂しくなりますね・・・。

職員さんやみんなは、笑顔でそう言ってくれた。
その短い言葉と表情が、僕にはそれだけで有難かった。
ありがとう。行ってきます。

面談前のプチご褒美

午前中のデイケアも終わり、いよいよ会社に向かう。
先月1回行ったが、それ以外では1年以上行っていない。
緊張する。会社に近付くにつれて恐怖の感情が大きくなる。

だから、会社に行って産業医と会うことだけを目標にした。
そこに行けるように、会社に行く途中でプチご褒美を設定。
ホテルビュッフェでランチを楽しむことに。

おかげでまずはホテルビュッフェに行くことが目標になり、
進んで会社に近付いていくことができた。
優雅にホテルビュッフェを楽しむ。
平日だと人が少ない。
このノンビリした感じも、今日で終わりかもしれない。
ゆっくり流れる時間を噛みしめながら、
穏やかで幸せな状態を実感し、
「よし!」と勇気を振り絞って、いよいよ会社に向かった。

幕切れはアッサリ

サトウサン、こんにちは。
前回、まずは通勤練習をやりましょうって話でしたよね?
やってみてどうでしたか?

宿題の生活記録を提出し、面談が始まった。
通勤練習はやって良かったと思っている。
以前は当たり前にできていたけど、
満員電車に乗るだけで疲れるし、
会社に近付くにつれ緊張する。
それに慣れることが徐々にできた気がする。

・・・うん。
お話しを聞いて、1点だけ注意点です。
休日でも起床時間は維持しましょう。
通勤練習で週末疲れて遅寝になり、
そのまま遅起きになったということですが、
そこは無理をしてでも起床時間だけは、
平日+2時間くらいのズレくらいに抑えるようにしてください。

どうやら、起床時間さえ大きく崩れなければ、
就寝時間は自然と眠くなるのでズレることはないという。
起床時間がズレると、それがメンタル不調の種になるかもしれないから、
種は芽が出る前に摘もうということだった。

あとは通勤も毎日ちゃんと遅刻せず欠かさず出来ていますし、
まずは時短勤務ってカタチで復職OKにしましょう!
あとは人事部と交えて話し合いましょう。

そうして人事部が呼ばれ、復職OKが出た旨伝えられ、
その場で明日から出勤という話になった。
結局、デイケアのみんなには、午前中の会話がお別れの挨拶になってしまった。
心残りはあるが、念のために挨拶しておいてよかった。
後悔は無い。

面談終わってから人事部に見送られる。
組織変更や人事異動について簡単に説明された。
復職が決まったから、その人事担当は、会社のことを初めて教えてくれたんだろう。
自分が一緒に働いていた人々は、なぜか休職中に飛躍的に出世していた。
ショックだった。
きっと、僕が居なくなって、厳しい仕事状況になったから、
その分通年より評価点が高くなったのだろう。
そう邪推する。

でも、いい。
まずは、一歩ずつ。進んでいこう。
僕の価値観は自分も大切にしながら、相手も大切にすること。
出世や評価は、必ずしも大切ではない。
僕の理想像は、ゆとりを持ちながら、健康的に人の役に立っていること。
僕みたいな被害者が出ないように、職場環境を少しでも良くすること。
それが叶うなら、なんでもいい。

今までの経験や、支えてくれた人々を思い出し、思い返しながら、
温かな感情を抱きしめて、よし、前に進もう。

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