20XX年〇月△日(休職から387日目)
今日の気分:4/10
焦燥感:普通
疲労感:普通
抑うつ感:不調
自責感:普通
イライラ感:普通
今日の充実度(重要度):9/10
休職してから約13ヶ月。
今日はとうとうリワークプログラム卒業日。
感慨深いものがある。
長いようで短い、あっという間の期間だった。
正直、今日のプログラム内容はあまり覚えていない。
最終プログラムの卒論発表のことでアタマもココロもいっぱいだった。
そして実際に卒論発表をして、卒業証書を貰う。
思った以上にあっけないものだった。
それはなぜか?
リワークプログラムがゴールじゃないからだ。
この先、次の目標として復職など社会復帰することが待っている。
さらにはそれすらゴールではない。
自分の価値観や理想像に向かって、幸せに生き続けることがゴールなんだろう。
そして、リワークプログラムがゴールではなく中継地点であるように、
これからもデイケアの皆さんとの関係は続いていく。
これで終わりじゃない。
新たに得られた絆は、これから先もずっと続いていくんだ。
感謝のプレゼントを買う

僕の同期(同じタイミングでリワークプログラム始めた人)とふたりで、
御礼品の購入に出掛けた。
何を買うか迷うけれども、基本デイケア周辺に住んでいる人はいない。
みんな遠方からこの施設に通っている。
だから、あえてこの施設周辺の名産品を買うことに。
プレゼント選びに拘ったのは下記。
・日持ちするお菓子
・ある程度の有名店
・予算内
・できれば自分がオススメできるもの
とくに自分がオススメできるものに拘った。
自分が気に入っていないモノを相手が気に入る可能性は下がると思ったからだ。
ここのお菓子屋さんはこのエリアではまあまあ有名で、
特にチョコレートケーキが絶品なんです。
今回は日持ちするチョコレートのアソート品を贈呈致します。
こんな感じで、実際に伝える機会はなくても、ココロの中だけでも、
御礼品を選んだ背景や理由を説明できるようにする。
それが大切だと思う。
そうやって選ぶと、同期から「凄い!」って言われた。
贈答品やお菓子に詳しいとか、選び方が素晴らしいって。
そうか、これも僕の良いところなのかもしれないなって、
自分の中では当たり前だったことも長所だと気付くきっかけになった。
卒業発表

いよいよ卒業発表の時が来た。
発表時間は決められている。
しかし最終的には数分オーバーしてしまった。
それだけ僕の中で内容盛りだくさんで濃厚だった。
プレゼンの中には、休職に至った僕の人生の振り返りもあった。
こうやってグラフにまとめると、
思ったよりも僕の人生波乱万丈で頑張ってきたじゃんって思える。
学生時代のトラウマ。
それにより可能な限り人と関わらず活動しない日々。
就活での苦戦。
営業部長からの圧力。
土下座させられる屈辱。
労働組合での厳しい交渉。
クレーム対応の孤軍奮闘。
上司からの責任転嫁。
朝4時にLINEなど顧客からの厳しい指導。
それでも諦めず成果は出せてきたんじゃないかなって思う。
我ながらよく頑張ったって褒めてやりたい。
それを踏まえて、他人ばかり優先し自分を蔑ろにしてきたかが明確になる。
それが反省点だと気付く。
それを踏まえて、今後の対策を書いていく。
自分を大切にしてから相手も大切にするっていう新たな価値観を大事にすること。
デイケアやカウンセラー、主治医など、新たな居場所に頼ること。
これらを意識していきたい。
発表を終えて、周りからの質疑応答になる。
思った以上にシーンとしてしまう。
その反応の薄さに抑うつ感と焦燥感を感じてしまった。
しかし後から聞いたところ、あまりにも重すぎる過去を聞いて、
皆絶句していたらしい。
なぜサトウサンみたいな素晴らしい人がデイケアに来ているんだろうって思っていたけど、
あまりにもツライ経験をされてきたんですね。
サトウサンは何も悪くない。
会社が悪い。許せない!
サトウサンはうつ病になりやすい人だろうな~とは思っていました。
責任感が強くて、気遣いの化身みたいで。
そして今回の発表で、会社が如何に酷かったのか、
如何に会社が、上司がサトウサンに甘えてきたのかが分かりました。
なかには泣きそうになっちゃって、
泣くのを堪えるので精いっぱいだったという人もいた。
意外にも職員さんからもコメントはなかった。
きっと活動記録での文通を踏まえて考えると、
真面目に粘り強く自分と向き合って自己理解を深めていたから、
これ以上何も言うことは無いってことなんだろう。
そして卒業証書を職員さんから貰い、記念撮影して、
事前に購入していた御礼品を皆に渡して、
僕のリワークプログラムは終わった。
でも、まだデイケアには通うつもりでいる。
生活習慣を崩さないために。
復職に向けて、社会復帰に向けて、準備し学び続けていくために。
これは途中経過に過ぎない。
でも、一区切りではある。
デイケアの皆さん、両親や友人、主治医、カウンセラーなど支えて下さった皆さん。
皆さんに感謝しながら、明日からも頑張って生きたい。
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