20XX年〇月△日(休職から384日目)
今日の気分:5/10
焦燥感:普通
疲労感:好調
抑うつ感:不調
自責感:好調
イライラ感:不調
今日の充実度(重要度):8/10
あと少しでリワークデイケアを卒業する。
プログラムも大詰めだ。
いろいろと自分を分析する。
過去を振り返る。
そうすると面白いことに、新たな気づきがある。
自己分析や振り返りなんて、今までだってやってきたはずだ。
でも、休職して、静養して、デイケアで学んできたからこそ、
急にふと気付くことってあるんだなぁ。
気楽でいい。
チカラを抜いていい。
手放していい。
ときには他人事みたいに考えることだって必要かもしれない。
それで初めて「〇〇でもいい」って感じの広い視点で見ることができると思う。
目標に気付くだけでいい

プログラムでじぶんの理想の姿を想像し、
それを目標として何をやっていくかという内容がある。
僕の理想は周りの人が笑顔でありながら、
僕自身も余裕があって、週3日働き、あとは旅行をしてても生活できていること。
そのために小さな目標を1週ごとに設定して、着々と実行していった。
でも、それで本当にいいのかなって不安にもなる。
そしたら、グループディスカッションで仲間たちが言ってくれた。
その目標は、心地よければ続ければいいいんじゃないですか?
そうじゃなければやめたっていいんじゃないですか?
まずは目標に気付けただけで充分じゃないですか?
そうか、絶対にやり続けなきゃいけないって決まりはないんだ。
そういう目標があるって気付いただけでも素晴らしいことなんだ。
そう考えると、スッと気持ちが軽くなった。
落ち込むときは必ずある

グループディスカッションでこんな意見があった。
リワークプログラムを受けていると、
メンタルダウンするような出来事は必ず1個はあるよねって。
そのプログラム期間中に、どうやって絶不調から平常時までケアするか、
考え試すのも学びなんですねって。
人生、生きていれば、落ち込むときは必ずある。
だって長いんだから。
場合によっては100年生きるかもしれないんだから。
そんだけ生きてりゃ、メンタルダウンすることだってあるよ。
いつも穏やかに幸せな気持ちで過ごす努力も大切。
でも、そこに怯えたり頑なになったりしなくていい。
落ち込んじゃったり、絶不調になったときに、
どうやって平常時に戻れるか。
それを手探りで試していくのも大切なんだと思う。
過去を直視するとツライ

認知療法というプログラムがある。
自分の考え方や感じ方を分析することで、
自己理解に繋がり、メンタルケアに活かすプログラムな気がする。
最後の大詰めに、休職に至った過去の出来事について、分析する。
すると、今までと違う感じ方だ。
過去を直視するとツライ。
当時を鮮明に思い出し、泣きそうになる。
そうか、自分は思った以上に深く傷ついているんだ。
初めて気付いた気がした。
休職して間もないころ、カウンセラーに、
「あなたが思っている以上に重症ですよ」
と言われた時は自覚が全くなかった。
そんな大袈裟なと半信半疑だった。
今は深く傷ついてて痛いって気付く。
そして実はその点については前に進めておらず、
あの時のまま立ち止まってうずくまっているココロが居る事に気付く。
そういえば、あの時。
そうか、僕は常に死の選択肢と隣り合わせだったんだ。
今まで他人事だった感じが、急に当事者意識になったような感覚。
ここまで生き残ってきた自分を少しは褒めてあげてもいいかな。
そう思うことができた。
ガンバラなくてもいいでしょう
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ガンバラナイけどいいでしょう
デイケアの職員さんが言ってくれた。
深く傷ついていること、辛い思いをしたこと、大変な環境にいたこと。
それを広い視点で見ることができたからこそ、
今生きていることを褒めて良いと思えたんでしょう。
それだけ高いストレスと向き合えたのは、
今までの取り組みを継続してきたからだと思います。
そうか、メンタルケアって乗り越えることだけじゃないのかもしれない。
傷付いているって気付くことだけでもいいのかもしれない。
吉田拓郎さんの歌詞を思い出す。
心が歩くままでいいでしょう
引用:吉田拓郎さん「ガンバラナイけどいいでしょう」
そうでない私でもいいでしょう
がんばれないけどいいでしょう
私なりってことでいいでしょう
心が歩くままでいい。それでいい。

ガンバラナイけどいいでしょう
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