独りだっていいじゃない

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から373日目)

気分:5~6
楽しさ:4~5
重要:6~7

僕は「相手を大切にする」ことが価値観らしい。
休職前は、自分より相手を優先する。
自己犠牲の精神が強かったんだと思う。
それを肌で感じて、カウンセラーは「異常」と言ったんだろう。

だから、無意識レベルで、「独りは恥」と思っていたのかもしれない。
「相手を大切にする」ことが価値観だから、
そもそも独りでいることは論外。
独りでいたら、誰も大切にできないって思っていたんだと思う。

でも、どうしても誰かと居るとツライと思ってしまい、メンタルが限界を迎えて、
気付けば逃げるように会議室に籠ることが多かった。
独りにならないと、アタマがおかしくなりそうってことが多々あった。

独りだっていいんだ。
独りになるって時間は大切なんだ。
30代になって、休職して、みんなが当たり前に渡っている人生の線路から外れてしまって、
初めて気付いた気がする。

教室で独りで過ごしても別にイイ

今日もリワークプログラムを受講。
昼休み、早めに外から戻り、珍しく教室で過ごした。
今まで、昼休みは外に食べに行き、午後の授業が始まる直前まで外で過ごした。

それはきっと、無意識に戻らないようにしていたんだろう。
教室で独りでいることは、僕にはしんどいことだった。
周りに顔見知りが居るけど、距離感が難しい。
なんか話さなきゃいけない気がするんだけど、いつもプログラムで話しているし、
話すネタが無い。

だから、なんとなく気まずくて、居たたまれなくて、外に逃げ出してしまう。
でも今日はふと思った。

外に居るのもイヤだなぁ。
でも教室でみんなとの距離感も気になるなぁ。
そうだ。じゃあみんながいる部屋じゃなく、別の部屋で課題をやろう。

なぜ外に居るのが嫌だったか。
教室の方が空調も効いてるし、コーヒー紅茶飲み放題だし、何より課題をやりたいからだ。
時間を少しでも有効活用したい。

じゃあ人があまり居ない小部屋があるから、
そこでコーヒー飲みながら課題やればいいんだ。
ふとそう思った。

すると、今までになく、凄く気が楽になった。
昼休みは独りNGだって勝手に思っていた。
でもいいんだ。
デイケアで独りで過ごしても別に良いんだ。

自分の中の縛りを少し解く

すると、不思議なことに、気が付けば誰かと話している自分が居た。
その小部屋に誰かが立ち入ってきた。
「あ!サトウサン!」
そう言って、挨拶して、その人が向かいに座って、気が付けば自然と話せていた。

気構えることも、緊張することも、焦りもない。
自然体で会話を楽しめていた。
あれだけ昼休みの人との距離感に悩んでいたのに。

こんな過ごし方もあるんだなぁ。
自分のなかでの縛り?ルール?制限?
それを少しだけ解いて緩めて。
そしてバリエーションが増えた気がする。

ふと自分に立ち返る。
独りになる時間は誰だって大切なんだ。
あっていいんだ。
頑なにならず、少し独りっていう状態もグラデーションのように許せれば、
バリエーションが増えて、より一層過ごしやすく、生きやすくなるのかもしれない。

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