20XX年〇月△日(休職から416日目)
今日の気分:6/10
焦燥感:普通
疲労感:普通
抑うつ感:普通
自責感:好調
イライラ感:普通
今日の充実度(重要度):6/10
今日はオフ日。
デイケアにも行かず、ゆっくり休む日。
しかし今回は実家に帰ることにした。
休職してから様々な変化があった。
死ぬ覚悟で働き続け時間に追われ続けていたのが、
何もせず静養する日々が続いた。
築き上げてきた地位やビジネス人脈,評価を失った。
でも、主治医やカウンセラー,デイケア職員など、相談相手が出来た。
今までは、休職前は気軽に相談しにくかったと思う。
相談したい内容には、どうしても暗い感情や愚痴、不満がある。
繋がりは仕事関係ばかり。
下手に相談すれば、利用されたり蹴落とされたりと、謀略される恐れがあった。
そう思っていた。
今までは実家に相談することはあったが、それ以外は独りで抱えてきた。
それが、主治医や産業医、カウンセラー,デイケアと、
多くの方々に相談ばかりするようになった。
愚痴や不満、不安など、暗い感情を打ち明けるようになった。
こんなベラベラ喋っちゃって、いいのだろうか?
大人は、漢は黙って飲み込むもんだ。
そう聞くことが多かった。
押し黙って、感情を飲み込むのが大人だと。
機密保持の観点からいけないんじゃないか?
人として未熟なんじゃないか?
そう思っていた。
でも、ベラベラ喋っちゃうことが強みでもある。
そういう見方もあるよと教えてくれた。
話さないのもツライ

助言もらった内容だが、カウンセラーなど心理療法を受けていても、
なかなか症状が良くならず苦しみ続けている人がいるらしい。
それはどんな人か。
全く話さない人らしい。
話したくないから話さない場合もあるだろう。
でも多くの場合は、「話せない」らしい。
話そうと思っても、怖くて言葉が出てこない。
相手にココロを開くのが怖い。
それで傷付けられたら立ち直れない。
そう思うと、とてもココロを開いて打ち明けることができないのだという。
沈黙が美徳という意見もあるけれど。
それで苦しんでいる人もいる。
自分を表現できるという強み

そういえば、デイケアの仲間で、自分のことを話すのが苦手って人が居た。
その人は、自分のことが分からないから、話しようがないという。
職員さんからも、「まずは自分を見つめ直して、深掘りすることから始めましょう。」と、
アドバイスしていた。
僕は、カウンセラーやデイケア、主治医にベラベラ喋ってしまうことを、
自分はなんて弱い人間なんだろうと自己否定していた。
なんて未熟で大人気ないんだろうと自分を残念に思っていた。
でも、そうではない。
そうではない一面もあるのかもしれない。
ベラベラ自分のことを話せるっていうこと。
それは、自分をちゃんと見つめて受け止められているということ。
自分を深堀りして、言語化してカタチにできているということ。
相手にココロを開けるっていう強さを持っていること。
自分を知ってもらい、相手の話を受け止めるという、
コミュニケーションの覚悟を持てているということ。
それって凄い強みじゃないだろうか?
それって凄い特技じゃないだろうか?
それって凄い長所じゃないだろうか?
そういう見方もできるっていうことを、今回学ばせて貰った。
またひとつ、自分を認めてあげられた気がした。
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