20XX年〇月△日(休職から429日目)
今日の気分:5/10
焦燥感:不調
疲労感:不調
抑うつ感:普通
自責感:好調
イライラ感:好調
今日の充実度(重要度):8/10
今日は僕にとって重要な一日だった。
まず午前中はデイケア通所。
各プログラムを受けて、学びが多かった。
自律神経を使い分ける。
交感神経だけ!副交感神経だけ!という完全切り替えではなく、
ブレンドするって考え方は今後の参考になりそうだ。
そして今日も多くの人に受け入れて貰えた。
支えて下さるメンバーさん、職員さんに感謝。
皆さんがいるから、今の僕がある。
皆さんがいるから、不安があっても一歩を踏み出せる。
そしてのんびり食事を済ませてから、メインイベント。
それは『産業医面談』。
1年ぶりに会社に行く。
そして、いよいよ復職の時期が具体的に判断される。
面談の結果、復職は保留となった。
復職する前に、電車通勤を練習するようにとのこと。
感情の起伏はあったけど、今は意外と穏やかな気持ち。
それが休職期間で身についたことなのかもしれない。
フラッシュバック

復職に向けて久しぶりに会社に面談しに行く方に少しでも参考になれば幸いだ。
僕の場合、まず1か月前には面談日は決まっていた。
しかし、時間帯が連絡来ない。
こちらから連絡して回答が来た。
それが面談日の2日前。
そこから、過去をフラッシュバックすることが増えた。
働いていた時の、印象が強いシーンが映像のように浮かんでくる。
その印象が強いシーンはたいてい悪い時のこと。
そして不安になる。
また同じ目に合うんじゃないか。
この不安は拒絶してもダメだった。
より強く主張して、どんどんメンタルダウンしていく。
だから、不安自体は受け止めなければならない。
じゃあどうやって不安を受け止めながら、自然に切り替えていくか。
僕の場合は、デイケアに行くことがきっかけになった。
みんなと楽しくお話しする。
みんなが僕という存在を受け入れてくれる。
そうすると、不思議と過去からくる不安より、
今さっきの幸せが勝つんだよなぁ。
そして不安はたしかにそこにいるんだけど、
気にならなくなる。
「なんとかなる。」
「僕には理解し合える仲間が居る。」
そう思える。
不安に襲われたら、今幸せを感じる行動をする。
それが大事なんだと思う。
緊張

電車で移動中は心境変化はなかった。
たしかに不安はそこにいる。
でも、さほど気にならない。
僕には困った時に安心できる居場所がある。
もし会社に行ってダメになっても、デイケアがある。
比較的穏やかに過ごせた。
でも、いざ会社の最寄り駅に降りると、ガラリと心境って変わるものなんだなぁ。
駅を降りた瞬間に、働いていた時の景色が目の前に広がる。
もしかしたら会社の人とすれ違うかもしれない。
今目の前にいるかもしれない。
1年ぶりに訪れた。
1年以上前に見飽きていた景色が、今目の前にある。
それは復職という言葉が現実味を帯びて、極度の緊張に変わっていく。
休職前は慣れ親しんだ変わり映えないホームだった。
でも今はアウェー感を感じる。
見慣れたはずなのに、他人様の家にお邪魔した時のような疎外感と気まずさ。
駅から会社に向かう道中は、まるでロボットのようだった。
ちゃんと歩けている?ボク。
右手と右足が同時に出てない?
ちょっと呼吸が浅く早くなっているのを感じる。
意識的に動作をゆっくりにする。
だから、移動速度が遅い。
会社までの道のりが、遠く険しく感じる。
そんな時、ドキドキしていた事態が起きた。
会社の後輩や同僚とすれ違ったのだ。
事前に覚悟を決めていた。
出会ったら自分から挨拶しようと。
半ば反射的みたいに挨拶する。
素っ気なくても頑張ろう。
もう僕の居場所は無いんだろうけど、まずは今日一日頑張ろう。
そしたら違った。
満面の笑みで手を振ってくれた。
よく一瞬で僕だと分かったな。
もしかして、僕の後ろに知り合いが居て、僕勘違いしている?
いや、ちゃんと僕に向けてだった。
なかには運転中なのに、急いで停車してくれて、わざわざ窓から挨拶してくれた人もいた。
嬉しかった。
ボク、まだココに来ていいんだ。。。
すると、不思議なもので、さっきまであんなに緊張して「ドッ…ドッ…」としていたのに、
急に肩が軽くなった。
カラダが軽くなり、足取りも軽い。
呼吸も深くなった気がする。
うん、大丈夫、よし!
建物を見上げる。
会社の看板を久しぶりに見る。
意を決して、正門をくぐった。
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