復職許可

休職日記(休職の心得)
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20XX年〇月△日(休職から402日目)

今日の気分:4/10
焦燥感:絶不調
疲労感:普通
抑うつ感:不調
自責感:好調
イライラ感:好調

今日の充実度(重要度):7/10
とうとうこの時がやってきた。
いつかはやってくる。
でも今となっては幻のような瞬間だった。
実際にはこんなにあっけなく終わりを告げるんだなぁ。
そこにはドラマ性などまるでない。

今日は通院日だ。
リワークデイケアも卒業し、主治医と今後について話し合う予定だった。
過去を振り返ると、復職したいと申し出ても、

サトウサン、今は何も考えず休むことだけを考えましょ。

と流され続けてきた。
今回はどうなるんだろう。
あの時に比べると復職したい意思は弱い。
復職も休職も怖い。
でも、先日の人事部長とも面談。
あれだけ場を整えて貰ったんだ。
そろそろ勇気を出して踏み出す時だ。
そして、とうとうこの時がやってきたのだ。

どうしたいんですか?

サトウサンこんにちは。
その後どうですか?

いつもの問いかけ。
もはや定型文が自動音声で流されているのかと思ってしまう。
僕は人事部長との面談のこと、
リワークデイケア卒業しその後もデイケアに通所していることを話した。

それで、サトウサンはどうしたいんですか?

僕には残酷に聞こえてしまった。
ここで主治医が、
「もう大丈夫そうですね。そろそろ復職しませんか?」
と問いかけてくれたら凄く楽なのに。
自分の人生。自分で決断する責任を負わなければならない。

復職も休職も怖いです。
でも人事部長と面談して、場を整えて貰い、
復職するなら今しかないと思いました。
目標もあるし、ちょっと働いてみようかなって思っています。

正直な気持ちだった。
これでダメだったらそれはそれでいい。
復職しても、休職延長でも、自分の幸せに向かって生きる方法はいくらでもある。
今はそう思えるようになった。

・・・わかりました。
それでは1ヶ月後から復職可能って診断書に書きましょう。
いいですね?

それはあっけなくやってきた。
とうとう、診断書に「復職可能」の文字が初めて記載されることになった。

復職条件

ただ、復職するのも怖いので、条件を診断書に書いてもらえませんか?

もう週7日勤務は無理だ。
昼食休憩10分もきつい。
毎日夜11時半まで残業も限界だ。
土日祝日や深夜早朝関係なく、
お客様などからクレームや問い合わせがくるのも耐えられない。
そういった想いを伝えた。

うーん、診断書に沢山書くのはナンセンスなんですよね。
ではこの内容でいかがでしょうか?

そう言って提案された。

但し、時間外労働は避け、負担が重くならないように留意すること。
また今後も月1回以上の治療通院は継続必須です。

たしかにこれなら業務量負担は暫く軽減されるだろう。
そしてカウンセラーや主治医,デイケア職員との面談機会があれば、
誰かに傷つけられたり圧力をかけられたり、否定されたりしても、
ダウンする前に支援を貰うことが出来そうだ。

ではその内容で診断書を書いてお渡ししますね。
また2週間後に起こし下さい。

これで今回の通院は終わった。
帰り道、いよいよ復帰が見えてきたことを想起する。
まだ実感はわかない。
でもとうとうこの時が来たんだ。
これからのことを考えると、凄く怖い。
強い焦燥感に襲われる。
でも、これは大きな前進ってことだ。
大丈夫。ちゃんと前に進めてる。
少しずつ少しずつ進んでいこう。

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