20XX年〇月△日(休職から294日目)
リワークデイケアに通い始めて2ヶ月目が経過。
僕にしては早く慣れてきた気がする。
職員も受講者も良い人ばかりだからだと思う。
本当に感謝だ。
そんな恵まれた環境なのに、今日はダメな一日だった。
なぜか焦燥感と自責の念に襲われてしまった。
ここ1~2週間は順調だったのに。
- ゆっくり動作する
- 気が楽だなぁ~と思うことをする
- 出来ない自分を許す
この心掛けで心穏やかに過ごせてきたはずなのに。
でも、それでいいんだ。
それで仕方が無いのだ。
僕は適応障害で休職するに至った。
3ヶ月推奨のはずが無期延期となり、リワークデイケアを薦められた。
セルフメンタルコントロール、自分を大切にすることを学ぶために。
だから、直ぐに出来なくて当たり前なのだ。
そんなすんなり治るのなら、ここに通うことも、休職することも無かった。
順調な日もあれば、ダメな日もある。
それは誰だって同じだろう?
そうやって小さな山と谷を繰り返しながら、
小さな達成感と挫折感を繰り返しながら、人は歩んでいくのだろう。
少しずつ学び精進していくのだろう。
だから、大丈夫。
ダメな日があったっていい。
そうやって落ち込み悩む日々を過ごした先に、成長と幸せがあると信じているから。
軽い挨拶から焦りと責任感
いつものようにデイケア施設に出所。
いつものように会計を済ませ、職員に挨拶と健康確認をする。
「体調どうですか?」
「今日は調子良いです」
たったそれだけの会話。
今朝は本当に調子が良かった。
快眠で寝起きも良く、リラックスして身支度し家を出れた。
快調そのものだった。
それなのに、直後に不安がよぎる。
調子良いって言ったけど、本当に大丈夫?
これで上手く話せなかったり行動することが出来なかったりしても、
体調のせいには出来ないよ?
責任取れるの?
ふと心の中でそんな声が聞こえた。
その瞬間、席についてからもの凄く緊張が走り続ける。
ドキドキが止まらず、呼吸も早くなっている気がする。
たったこれだけのことなのに、焦燥感に襲われてしまった。
時間が押してしまい自己嫌悪
落ち着け。
そういう時には行動目標を思い出そう。
- ゆっくり動作する
- 気が楽だなぁと思うことをする
- 出来ない自分を許す
まずはゆっくり深呼吸。
すべての動作をゆっくり意識してみよう。
そしていつものように昨日の振り返りを各自報告。
そして小グループ内でコメントし合う。
ここでもゆっくり言葉を発することを意識した。
すると、隣のグループは報告終了しているのに、
ウチのグループは終わっていない。
時計を見ると、予定時間を大きく超過している。
次のプログラムもあるのに、待たせてしまっている。
たまたま今回組んだ小グループは隣のグループより1人多く、
さらには話が長い人が集まっていた。
それなのに僕はゆっくり言葉を発することを意識してしまっていたから。
もっと時間を気にして端的に早口で話すべきだった。
結局、隣グループや職員の視線や時間、空気感が気になってしまい、
聞くべき仲間の話に集中できなかった。
最低だ、僕。
自己嫌悪と自責。
それから暫く、気分が落ち込んでしまって集中できず、
あまりよく覚えていない。
また自己否定が強いと指摘
今日はダメダメな一日だった。
みんなに迷惑かけてしまった気がする。
気分が沈んだまま、気付けば夜になっていた。
日課になっている実家への電話。
お互いの近況報告をしている時に、親に言われた。
あんたまた自己否定が酷くなっているよ。
そういえば、数年前は忙しそうでも生き生きとしていたのに、
ある時から自責や自己否定の言葉ばかり言うようになったよね。
その時期を確認すると、ちょうど上司が変わったタイミングだった。
そうか、あの時から僕は自己否定・自責が強くなったのか。
良い日もあれば、悪い日もあるよ。
あまり自分を責めないでね。
カウンセラーが言っていた
「自分に厳しすぎる」
「自分をもっと大切にしてください」
っていうのは、こういうところなのかな。
まだ気分は晴れないけど、最後までリワークプログラムをやり切ったこと。
ダメな日は自己否定が強くなっていることを知れたこと。
これだけでも自分を褒めてあげよう。
今はただ、ゆっくり休もう。
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