人に恵まれる

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から94日目)

今日あらためて人に恵まれているな~と感じていた。
朝目覚めると、友人2名からLINEが来ていた。

「大丈夫?元気にしてる?」
「暇なんだ。
 良かったら飯でも行かない?」

主治医から出来るだけ何もせずダラダラ過ごして下さいと言われている。
そのおかげで、最近は消極的になってしまい、
あまり自分から予定を作っていない。

それでも最近予定が入ってきている。
声をかけてくれるのだ。
なかには「何もしない日を作る」という治療方針と合わず、
断腸の思いでお断りをすることも出てきた。

休職して3ヶ月経ち、段々と今の状況に慣れてきた。
恐らく治療と金銭的余裕,人的幸福のおかげだろう。
金銭的余裕については後日、
『やってきてよかったこと』を紹介したい。

今回は人的幸福について、
『やってきてよかったこと』を紹介する。

貧乏くじは無駄ではない

数年前、会社の仲間が怒っていたことがある。

「あれは部長の責任でしょ!?
 なぜサトウサンが尻拭いしなきゃ
        ならないんですか!?」

所謂「良いとこ取り」というやつだ。
誰しもこういう経験はあるだろう。
不器用な人ほど被害に合いやすい気がする。

ただ今感じているのは、
『良いとこ取りする人も大きなリスクを背負い込んでいる』
ということだ。

僕はよく『貧乏くじ』を引かされることが多かった。
相手の気持ちを考えると、どうしても逃げらず受け止めてしまうのである。
なかには「あれサトウサン全く関係ないのに」と言われながら、
トラブル解消に奔走したこともしばしばあった(^^;)

今たまに会社の仲間にLINEすることがあるのだが、
有難いことに誰も文句を言ってこないのである。

「こっちは任せて。
 仕事のことは全く考えずに、
 ゆっくり休んでくださいね。」

これを話すと友人が言った

「多分、サトウサンに対して、
 感謝か引け目を感じてるんだと思うよ

責任逃れや良いとこ取りを選んでたら、
もっと文句を言われていただろう。
貧乏くじは無駄ではない。
そのリスクの分、得られるものもあると思う。

感謝は安売りでいい

感謝の気持ちはいつも持っている。
何事も当たり前なことなどないからだ。

友人が暇だからと食事に誘ってくれた。
でも考えてみてほしい。
暇でも他のことをやる選択肢もあったはずなんだ
そのなかで、僕と過ごす時間を選んでくれた。
それって、凄いことだと思わないか?

だからちゃんと『誘ってくれてありがとう』と言葉で示す。
思っていても相手には分からない。
態度で示すことが大切だと思うんだ。
そして僅かでも還元したい。

「ああ。サトウサン感謝してる。
          誘ってよかった。」

誰かの役に立てたとき、僕も嬉しいから。
だから、小さなことだとしても、
僕のために行動してくれた時、感謝を示したい。

恩返しが無理なら恩送り

3ヶ月前の旅行では、友人と家族のお土産代は数万円だった。
ちなみに交通費は徒歩移動して約300円節約することがある。

人によってはお土産代にお金使いすぎと思うだろう。
でも僕はそうは思わない。
なぜなら僕は不完全な人間だからだ。

恐らく僕が気付いていないだけで、
友人や家族が心を砕いてくれたこともあっただろう。
見知らぬうちに助けてくれたこともあったと思う。

だからせめて機会があれば恩返しがしたい。
出来ることがあるのなら喜ぶことを与えたい

前に会社の先輩が奢ってくれた時に教えてくれた。

今日のことを感謝しているなら、
 明日から他の人に与えなさい

 恩返しはいい。恩を送りなさい。」

明日も誰かの役に立てる行動をしたい。
それがお世話になった人々へ、
巡り巡って返っていくと信じてるから。

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