捨てる神あれば拾う神あり

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から34日目)

休職して約1か月。
未だに現状が信じられない時がある。
なぜ自分がこんな目に。。。

いや、数か月前から万が一の時は考えていた。
でも本当にそうなるなんて。
休んでも、ココロは休まらない。
会社のメンバーには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

でも、一方で分かっている。
別に僕が悪いわけではない。
最善を尽くした。
全力を尽くした。

主治医やカウンセラーには言われている。

そんな酷いお客様がいるんですか!?
そこまで酷い上司初めて聞きました。
よく耐えてきましたね。。。

出会いは運だ。
本当に不運で不遇に見舞われている人もいるだろう。
でも、必ず少なからず良い出会いもあるはず
自分が直感で思う良い出会いに頼ってみよう。
元気になってから、恩返しすればいいから。

主治医と最後の面談

今日は診察日だ。
主治医が違う病院に転院するらしく、今日が最後の面談である。
(詳しくはコチラをご覧ください。)

思えば主治医には大変お世話になった。
医者としての業務以上に親身に対応して頂いたと思う。
オススメの本やアプリを教えて頂いたり。
受診時間を長く確保頂き、じっくり話を聞いて頂いたり。
そもそも、どこの心療内科も新規NGだったのに、受け入れてくれた。
本当に感謝している。

その主治医から打診を受けていた。

  • 今後の通院先はどうするか
  • 今後の治療方針はどうするか

1つ目については、主治医についていこうと思った。
でも主治医にはまさかの反対された。

私の次の勤め先は立地も悪いし、
入院患者向けで雰囲気が正直暗いです。
サトウサンのためにも、来ない方が良いと思います。

普通なら収入に繋がるので、お抱えの患者は連れていきたいものだと思う。
それを断るのは意外だった。

2つ目については下記2つを提示された。

  • 2ヶ月休んでから条件付きで復職
  • 6ヶ月休職期間を延長して再発防止を図る

こちらについては即決できず、今日回答する予定になっている。
いよいよ最後の診察が始まる。

治療方針の決断

主治医に治療方針の決意を話した。

休職期間を1か月だけ延長して、
その期間内にリワークデイケアに通いたいと思います。

主治医の2つの提示どれにも当てはまらない選択肢だ。
主治医に言われた。

うん、良いと思います。
リワークデイケアは探せば条件に合う施設が見つかると思います。
サトウサンならそれがベストかもしれませんね。

温かく認めてくれた。
おかげで安心できた。
続けて主治医が投げかけてきた。

それにしても、よく決断しましたね。
サトウサンはもともと、3ヶ月の復職がご希望でしたよね?

そう。もともとは3ヶ月の復職が前提で、リワークデイケアは深く考えていなかった。
考えが変わったのは理由があった。

実は産業医に相談したんですよ。
そしたら返信があって。
このメールを見て貰っていいですか?

産業医からの返信内容を見て貰った。
情報漏洩のリスクも少ないし、何よりより正確に主治医に把握頂き、助言が欲しかった。

メールは超長文だった。
要点としては「復職より再発防止を優先してください。」とのことだった。
僕の希望が3ヶ月復職で反対意見だったので、いかに再発防止が重要か、
時間を要してもリワークデイケアが良い理由を詳細かつ丁寧に説明されていた。

サトウサンは良い産業医に恵まれましたね

いい加減な産業医だと、会社の都合に従って、早く復職させようとするんです。
でも、本当は再発防止が重要なんです。

この産業医はきっと、サトウサンのために頑張って戦ってくれていると思います。

そういえば、ムリヤリ働き続けるように仕向けていた会社が、
急に休職に方向転換するように働きかけてくれたのは産業医だった。
改めて感謝を感じた。

拾う神に感謝を伝えよう

読者によっては気の毒に思う人が多いかもしれない。
お客様から過度なサービスを強要され、
(これは最早カスハラなのだろうか?)
上司にはフォローどころか尻拭いをさせられていた。

週7日働き、毎日約12~13時間の労働、昼休憩なし。
それを上司に相談しても、
「どの仕事にどれくらいの時間を費やしているかリストにまとめないと相談に乗れない。」
と一蹴されていた。

多くの人に「会社に虐げられてきた」と評価された。
でも、今こうして休めている。
それは、そのなかでも助けてくれた人が居るから。
産業医がドクターストップをかけてくれたから、最悪の事態を迎える前に休むことができた。
そして主治医が診断書を書いて、その後も親身に治療してくれたから、今がある。

産業医への報告メールで伝えた。

主治医とカウンセラーから良い産業医に恵まれて良かったですねとおっしゃって頂きました。
改めて感謝いたします。

捨てる神あれば拾う神あり。
これが現実だ。
だから、拾う神には感謝を伝えよう。
自分にできるカタチで小さな恩返しをしよう。
そうすることで、善良なココロが世界に肯定され、広がっていくことを願って。

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