傷病手当金請求書はお早めに

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から172日目)

休職した時の大きな悩みの1つは給料だろう。
最低限のお金が無ければ生活がままならなくなる。
そのためにアルバイトをしたり、生活の質を下げてしまっては、
療養中なのに、より悪化しかねない。

傷病手当金が振り込まれれば、何とかなる。

そう思っている人は、傷病手当金の申請を早くやった方がいい。
もの凄く時間がかかるからだ!

傷病手当金申請の流れ

上記が申請書(請求書ともいう)だ。
まずこれを会社から貰う必要がある。
僕の場合は勤め先の人事部から郵送された。

まず、下記打診を受けている人は早めに結論を出しておくことをオススメする。

有給を使い切りますか?
それとも残日数10日を切ったタイミングで欠勤にしますか?

今思うと、最初に打診を受けた段階で、こう言えば良かったと思っている。

残日数10日を切ったタイミングで欠勤にします。
つきましては、前もって傷病手当金請求書(申請書)をお送り頂けないでしょうか?

なぜなら、会社によっては、この「傷病手当金申請書(請求書)」の準備が遅いからだ。
ある程度の規模になると手続き等の関係で時間がかかるのだろう。

先に流れを簡単に書く。

①傷病手当金申請書を会社から貰う

②自分の記入箇所を記入する

③主治医に必要部分を記入してもらう。

④会社に郵送する

会社が必要部分を記入する

⑥会社から保険組合に提出する

保険組合が稟議する

⑧稟議通過したら入金される。

上記を見ただけで、なんとスタートから入金されるまで8工程もあるのだ!
これを見たらなんとなく思うだろう。

あ、これ時間かかりそう。

そう。凄く時間がかかるのだ。
それなのに社会保険料や住民税は毎月きっちり払えと言ってくるのである。
そのため、保険料や税金を先に払い、あとから手当金が振り込まれるってことが起きる。
貯金が無かったら、保険料や税金が支払えない。
詰みである。
自転車操業である。

だから、出来るだけ早く傷病手当金申請書を始めた方がいい。

自分だけでは書けない!?

上記見本画像を見て貰うと、下記のように項目が大きく3つに分かれている。

  • 保険者が記入するところ
  • 事業主が証明するところ
  • 療養を担当した医師が意見するところ

保険者とは当事者のこと。
つまり、自分では1/3しか書けない!
あとは会社と主治医(病院)に書いてもらわなきゃならないのだ!?

ちなみに僕の場合は自分が書く部分についても会社に質問した。
どこかというと「発症原因」と「発症時期」

僕の病名は「オーバーワークによる適応障害」だ。
過労がいつ発症なんて、誰が分かるのだろう?
だから第三者に聞くことにした。
そして何より「発症原因」。

「オーバーワークによる適応障害」の原因をそのまま書いてしまったら、
労災扱いになってしまわないだろうか?

傷病手当金申請の場合、労災判定となると否認となり、傷病手当金が貰えなくなってしまう。
それは僕にとって本意ではない。
だから書き方を確認した。
ここでも時間的ロスが生じる。

ちなみに労災判定だと労災保険で医療費まで補償してくれるので、
労災でもいいという人は労災の方が補償額が大きい。
ただ、労災の場合は会社側も労災認定となるので会社側のリスクが大きく、
会社を敵に回す可能性が高い。
転職し関係をキッパリ切るのなら未だ分かるが、ある程度覚悟と慎重さが必要になると思う。

病院と保険組合で費やす時間

そして病院で記入依頼。
通院日に依頼したから、それまで数日間待つしかなかった。
そして依頼すると受付で言われる。

では記入するまでに2週間お待ちください。

さらに2週間もかかった。
その間に人事部に聞いた。

会社から保険組合に提出して、
保険組合が手当金を振り込んでくれるまで、
どのくらい時間かかりますか?

すると数日後に人事部から回答があった。

1か月は見てください。

い、1ヶ月!?
病院側の記入期間と併せても、それだけで1か月半もかかるやないかい!?
しかも会社側の記入期間とかも含めると、
2ヶ月くらいかかるってこと!?

つまり2ヶ月間は無給期間が発生する。
唖然とした。

傷病手当金は早く手続きしよう

僕の経験した限り、傷病手当金は申請書を貰ってから入金されるまでに2ヶ月もかかる。
その間は無給で、税金と保険料だけは2ヶ月分払わなければならない。

ちなみに税金と保険料は僕の場合1か月で約10万円。
2ヶ月分ということだと約20万円!?

その間全くの無給だから、貯金だけでどうにかしなければならない。
お金が足りなければアルバイト等で稼がなければならないという、
働けない精神状態で休職したのにアルバイトしなければならないという矛盾が生じる。

以上を踏まえて、傷病手当金申請は出来る限り早く進めることをオススメする。
これだけは受け身だとズルズル遅くなるので、主体的に動くしかない。
でも、生活がカツカツだという人には強くオススメする。

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