自分の当たり前が他人には魅力

休職日記(休職の心得)

20XX年〇月△日(休職から145日目)

友人と話していて気付いた。
自分の当たり前が、人には魅力に感じるんだなって。
言葉にすると「それこそ当たり前のこと言ってんな」って思うかもしれない。
でも、実感した時は衝撃的だった。

それこそ「呼吸の仕方うまいね」って褒められたような感じ。

え?こんなの普通でしょ?

自分の普通は世間の特殊だったりする。
むしろ普通まで落とし込んでいるからこそ、実は誰にもない武器だったりする。
それを強く実感した。

焼肉食べ放題

今日は友達と焼肉食べ放題に行くことにした。
割引券もあったし、みんなで気兼ねなく食事ができてちょうどいいと思った。

割引券使ったからだけど、3000円で好きなだけ食べられるのは凄い!
物価高と円安で海外に買い叩かれて採算難しいだろうに。
物価高の今こそ食べ放題の有難みとお得感を感じる。

適度に食べ進めたタイミングで友人に言われた。

よくそんなに食べれるね~

え?まだ腹八分でちょうどいい塩梅だけど?
いつもなら満腹まで食べちゃうけど。
ちなみにつかぬ事を聞いてみたら、こんな感じだった。

回転寿司の食べる皿数
  • 僕  ・・・19皿くらい
  • 友人B・・・10皿くらい
  • 友人C・・・8皿くらい

むしろ食べれなくなったな~平均下回っているんじゃないかなって思ってた。
この歳では食べる方みたい。

まあ少し食べれる方だとは思っていたが、思った以上に友人とギャップがあって驚いた。

「よくそんなに曲知ってるね~」

二件目はカラオケ。
いつものように歌うが、友人Bが歌わない。
いつもは歌うのに。

なんか前みたいに歌いたい曲がないんだよな~

本当に気のいい仲間たちなので、それで変に気を遣うこともなく、
各々好きなように過ごしていた。
すると友人たちに急に言われた。

よく歌う曲のネタ切れないね。
てかよく最近の曲知っているね。

最近といっても1年前くらいの曲だ。
カラオケは接待でも使うし、笑いを取れるネタ曲や、先輩たちに受けのいい曲,同年代にウケる曲など自分なりに用意していた。
そうか、コレも普通ではないのか。
いつもルーティンというか業務的にやっていた。

意外なところで褒められ驚いた。

電車での何気ない会話

友人と電車で帰宅していた。
何気ない会話だった。

B君って最近休みなにやってる?
それが何もやる気起きないんだよね~。
たまに買い物行く以外休んでるわ。
B君の買い物って、どんなの買うの?
パソコンの部品だよ。
スペック上げるのに組み立てたり、新機種見たりするんだ。

・・・すご!?
パソコン組み立てるとか無理だわ(・・;)

いやB君メチャクチャすごいじゃん!?
僕そんなのできないよ!
B君いつもネガティブに笑わしてくれるけど、凄くデキるよね。
羨ましいわ

すると意外な反応だった。

は!?なんだよ嫌味かよ。
こんなの誰でもできるだろ?
サトウサンこそ、毎日ブログ書いてるんだろ?
俺そんなにネタもないし、持久力もないし、何より何かを発信したいって気概持てないよ。
全然そっちの方が凄いだろ

・・・そっか。
たしかに僕はブログで発信したかったんだ。
同じように「頑張り過ぎてしまう人」に少しでも寄り添いたくて。
誰かに聞いてほしくて。誰かの参考になりたくて。誰かの予防になりたくて。
誰かの役に立ちたくて。

それって誰もが持ってる当たり前だと思ってた。
そうでもないんだ。
別に「伝えたい」って思わない人もいるんだ。
僕の中では呼吸と同じくらい当たり前の欲求だと思ってた。
それが強みでもあるんだ。


自分にとっての弱点・欲望・普通・常識。
それが誰かの特別かもしれない。
それが誰にもない武器かもしれない。
誰かが求めてて、誰かの役に立てるかもしれない。


そう思うと。
世界はまだまだ自由で、救いがあるなって思えるんだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました